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音声配信をプラスして、女性の目線で「働き方を生き方」を考える

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企画を立ち上げました。 世の中に必要とされない情報は外の世界へはでてこない。それが競争社会の厳しい現実です。 だから、いつかあなたが「ああ知っていたら」「…私のせいじゃなかっ…
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#介護

【介護】人の手を借りる

【介護】人の手を借りる

一人ではどうしても担いきれない事があります。そんな時、今の日本の介護制度はうまく機能しているなぁと思うのです。

今日は、検査のため、母を病院へ送り出しました。

わたしは家で仕事です。

現在、母を在宅介護していますが、先週の明け方、亡き父の声で目が覚めました。

「母さんは大丈夫か?」

そんな声が直ぐ耳下でしたような気がしたのです。

夢かな?と思いつつ、母を見に行くとすやすやと寝ています。

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【介護】ちいさなことだけれど

【介護】ちいさなことだけれど

昨日は日本橋界隈に用があって朝から外出していた。

ちょうど桜が満開で、人出が多かった。

3時過ぎ、少しくたびれてお茶を飲みたいけれど、どこに行っても人人人。

それならホテルに、と思ったけれど、なんと世知辛い。席は幾つも空いているというのに泊り客優先だという。

仕方なくまたエレベーターを降りて街に出て日本橋の近くまで歩いた。

その橋の途中、小さな集団とすれ違った。その中にひときわ華やかな桜

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【介護】急がない

【介護】急がない

何事もタイミングがある。このタイミング、焦って引き寄せてもろくな結果にならない。

今日は数ヶ月待って、ようやく母がこれから通うデイケアセンターの空きが出たということで母と見学に行った。

デイケアとデイサービスにどんな違いがあるのか、在宅介護初心者のわたしとしては興味深々。

結果、残念ながら見送りとなった。

とはいえ、不都合があったわけではない。お迎えに来てくださった方々も、センターの先生方

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【介護】苦しい時や辛い時は、やっぱり発信するのがいい。

【介護】苦しい時や辛い時は、やっぱり発信するのがいい。

あなたは誰かに誤解されたことはないだろうか。

振り返ると、わたしは、どうしてこんな目に合わなきゃならないのだろうと思うような経験をこの人生で何度もしてきている。けれど、今回、これまでだったら諦めてしまっていたような負のループから偶然にも抜け出せた。

と思っていたけれど、これは恐らく偶然ではない。抜け出すべくして抜け出せたのだ。それは、懐かしい友と電話で話しをしていて気が付いたことだった。

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【介護】開かれたシステム

【介護】開かれたシステム

お願いばかりする側というのは、どうにもものが言いにくい。

たとえば、幼い我が子を預ける園で、なんとなく先生との相性が合わないなんてことはないだろうか。

そんな時、親は不安になったりする。けれど、そんなことど言いにくい。

介護だって同じだ。

ドライな対応をされる地域包括センターの担当者さん。もっと早く動いてほしいと思ってもこちらはお世話になる側だ、その一言が言い出せなかった。そんなふうにジリ

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【介護】一歩前進

【介護】一歩前進

母が3週間前から動けなくなった。

いつから介護がはじまったのだろうとnoteを見てみると、3週間前と記録に残っている。

あれからもう3週間が経過したのだ。

本当に色々なことがあった。

母が腰を痛めて動けなくなり、本格的な介護がはじまって一週間が過ぎた頃、夜中に救急搬送された。けれど、介護タクシーを呼ぶようにといわれ、夜中の3時に再度自宅に運ばれた。

あの夜、あゝ、この世は高齢者にどれほど

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ほんの僅かの休息

ほんの僅かの休息

昨日、クラウドファンディングの審査に書類を提出した。本当は朝出したかったけれど、引っかかるところがあり、クラファンサイドへ問い合わせを残し、野暮用があって家を出た。

帰り着いたのが夕方の5時過ぎ。

あわててPCの前に座るとクラファンさんから返事が来ていた。

ようやく問題が解消し審査へ進めたのが夕方6時過ぎ。結果は即日~7日以内にでるという。しかも審査は数往復あるという。あゝ。

その審査ボタ

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日々是好日

日々是好日

今日は夜8時過ぎに部屋を離れた。もういい、もう十分にやった、そう思えた。

昨日から、一度仕上げたつもりのクラウドファンディングの原稿を書き直した。明日、審査に出すつもりで動いていて、その大改造が夕食前に終わった。

どうなることかと思ったけれど、書き直してよかった。わずか2日で書き直せたのは、やはり悩みながら書いていた最初の原稿があったからだった。内容は大きく変えたけれど、金曜日までの文章は無駄

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【介護】さりげない言葉を咀嚼して

【介護】さりげない言葉を咀嚼して

母の介護が本格的に始まってもうどれくらい経っただろう。ちょっとしたことで腰を痛めて、それからあれよあれよと自分のことができなくなった。

こんな日が来るなんて、と思うけれど、こんな話なら掃いて捨てるほど耳にしてきた。そして、介護する側は、誰もが恐らく同じようなことを思うのだろう。そう、わたしの周りには介護している人が多い。もう何年も外に出ていない人もいるし、忘れられないほど悲惨な話も嫌というほど聞

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人生の棚卸!

人生の棚卸!

自分の人生をしっかり振り返ることって意外とないかもしれない。わたしはここしばらく、そんな振り返りの日々を過ごしていた。

けれど、なかなかどうして、それは言うほど簡単ではなくて、随分と時間がかかってしまった。

8月からゆっくりと動きはじめ、9月には本格始動し、色々な方と積極的にお会いするようになった。そうして記憶をたどりながら、いったい自分は何をしてきたんだろうとおよそ35年程の自分の人生を振り

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【介護】焦りは禁物!

【介護】焦りは禁物!

昨年、コロナに罹った母は発熱が3ヵ月続いた。当時診察してもらえる病院は無く、夕方から顔がぼんやりと変化する母を見るとわたしは毎度おろおろとした。

田舎からわたしを頼ってきた母に「いいよ、一緒に暮らそうね」といったあの数年前、介護も引き受けるつもりでいた。ところが、想像と現実とでは違うのだ。全く違う。

一週間ほど前、母が腰の骨を痛めて歩けなくなった。そこから回復傾向にあったものの、夜中のトイレで

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【介護】筋肉は、思わぬことでつくのです。

【介護】筋肉は、思わぬことでつくのです。

今日は、朝から、母の付き添いで病院にいた。

こんな時、絶望的な気分になるのは、先生とのちょっとした会話で、2,3の検査がはじまることだ。

今日はそんな日だった。

朝の診察から、計3カ所の検査をグルグル回って、そして最後にもう一度、朝の先生に診てもらった。

今日もよく待った。

病院の付き添いはただひたすら待つのが仕事なのだ。

朝、家を出て、家に帰りついたのが18時過ぎ。

クタクタだった

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残酷過ぎる女性の年齢差別 ジェンダーギャップ経済問題 パート4

残酷過ぎる女性の年齢差別 ジェンダーギャップ経済問題 パート4

時代は待ったなしで多様性のない組織にNOを突き付けている。けれど日本企業の多くは今も年齢を重ねた女性がお嫌いだ。世の中の半分は女性だというのにおかしなはなしだ。

日本企業の中身世界経済フォーラム(WEF)2023で、日本のジェンダーギャップ指数は146カ国中125位。特に政治・経済のギャップが大きい。

その経済の調査結果から見えてくる日本社会とは、こんなかんじだ。

作り出された標準化日本は先

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【介護】それは価値観の違いなのです

【介護】それは価値観の違いなのです

今朝、ドアを開けて、新聞を取に行くと、郵便受けの上に母の小さなポーチが置いてあった。そのポーチから玄関用のドア鍵がピンとはみ出して、朝の光に輝いていた。

そのポーチを目にした時、数分前の母の姿がまざまざと目に浮かんだ。母は鍵を忘れたわけじゃない。ほんの数十グラムの重さの小さなポーチを、わざわざそこへ置いて出かけたのだ。

母にとって鍵は、ドアを開けるためだけのものなのだ。

帰ったらまたドアを開

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