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【介護】諦めない
今日は、母の定期検診の日だった。
といっても、いつもは優しい男性医師が家に来てくださるのだけれど、今は、母の骨折の経過観察中で病院へ行っている。
午前中、いつもの総合病院へ行くと、今日の担当は少し厳しめの女性の先生だった。
なぜか、その病院では毎回先生が変わる。
そして、いつものようにレントゲンを撮り、先生とお話しすると、なんと、
完治していますよ、
とおっしゃるのだ。
本当だろうかと思っていると、
このまま腕を動かさなければ可動域が狭まります。腕の周りが硬くなっていきます。急いで運動してくださいね!
と、ちょっと強めに言われた。
まるで狐に摘まれたような気分。
母は、今年になって何度か家の中で転んでいる。
その時、強く打った腕と肩の骨にヒビが入ったと言われたり、骨折していると言われたり。
最初は痛み止めで治っていたけれど、腕が痛み続け、やがて熱が出て、、、
レントゲンの他に精密検査をして、ようやく骨折と言われ、これはもう治りませんよとも言われていた。
とにかく、今後はその痛みと上手に付き合っていくしかないと言われていたのだ。
それなのに今日、完治だと、、、
毎度違う先生なのだけれど、
診断も毎度変わるのだけれど、
それでも、まあそんなことはどうでもいい、
とにかく良かった。
なにしろ、母が心から喜んだのだ。
それが一番いい。
家に来てくださる医師も、理学療法士の先生は本当に優しい方で、おまけにお二人とも褒め上手なのだ。
どちらもまだお若い男性だ。
その先生に、毎週お会いするまで、母は毎日コツコツと自主トレをする。かなりたくさんのメニューをこなしている。
お陰で、昨年末倒れて以来、すっかり落ちていた筋肉が今はほぼ元に戻っている。
もう90歳だからと思うと、きっと母は寝たきりになる。
今は、わたしと風呂に入るのが、かなり体力的に大変だけれど、楽しみでもあるようだ。
そして、風呂で母の体に筋肉がついているのがわたしにもわかるようになった。
これは凄い。
それにしてもよかった、と嬉しくなった。
こんなことが母をどれほど元気付けるか。これは母にとってビックニュースなのだ。
それにしても、母は人に恵まれている。
これはもう感謝でしかない。
※最後までお読み頂きありがとうございました。
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