【文フリ新刊】自選短歌10首【代表作】
文学フリマ東京36にて、日常生活やオタク的性癖について詠んだプチ短歌集「つぶやきおよびさけび」を頒布します!
日時:2023年5月21日(日) 12:00〜17:00
場所:東京流通センター 第一展示場【R-17「梅ヶ香堂」】
※イベント詳細はこちら
今回は新刊に収録予定の短歌のうち、自信作……というと気恥ずかしいので個人的に気に入っている10首を紹介します。
もしお気に召しましたら、Twitterやnote(随時更新中)に投稿している、他の作品もご覧になってもらえると幸いです。
自選10首
カチカチのフォカッチャ食べた月曜の朝のことすら愛おしかった
いっぴきのけものになりたい夜がありよんほんあしで床を這いずる
死に場所を探すな後を任せるなそこで笑うな回想するな
「品川のビルのガラスはエクセルのセルみたいだね」「オフィスだけにね」
創作は生きてくための営みだ醜い貝の吐き出す真珠だ
直視することのできない太陽(かがやき)を新月の闇の奥底に見る
実在を感じてたからサ終した後に四十九日数えた
青藍の空舞い上がる薄紅の花弁は落ちる場所も知らずに
不器用なままでいてよね身勝手な願いを込めて髪を編み込む
人生を賭ける日なのに雲一つないから逆に不安になった
見本誌立ち読みOK、スペースを見に来ていただくだけでも嬉しいです。
当日はよろしくお願いします!
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