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雨に喜ぶものをみる 『あおくんときいろちゃん』


部屋の湿度85%。新品の本の表紙がたわんでいる。
雨続き、自分がつねに生乾きな気分だけど、憂鬱にならない方法を見つけた。

それは、雨を喜ぶものの姿を見ることだ。庭のゴーヤは、日に5cmくらいツルを伸ばしている感じがするし、公園の紫陽花も思いっきり水を吸いこんで、ふくらんでいる。ああやって濡れながら輝く緑を見ていると、雨もいいじゃないかと素直に思う。


そして、今日公園を散歩して気づいたのだけど、春の花は赤系だけど、夏の花って青系なのね。ぬくもりが恋しい時期には、桜とかツツジとか、淡い桃色から鮮やかなショッキングピンクまで。五月晴れの空には、すかっと鮮やかな赤。

そして、暑くなっていく梅雨どきになると、あじさいとか菖蒲とか、水色から紫までの涼し気な色に変わる。よくできてるなあ。そんなこと思いながら、公園の菖蒲畑を歩く。

いちめんの花畑なんです、菖蒲の。花の高さはちょうど膝くらいで、見渡すかぎり、ゆらゆらと風にそよぐ、青色グラデーションの菖蒲たち。
夏の花畑。風流です。


ということで、色な本って言ったら『あおくんときいろちゃん』かなあ。

あおくんときいろちゃんがハグしたら、2人はみどりになっちゃった。
って、この人間観はやさしいね。後半、papa blueもmama yellowも抱き合って、みんなみどりになりましたって、なんと平和なのか。
いま読みたいね。


うめざわ
*papa blueってのがツボで笑ってたんだけど。

*あった、中国語版!!小藍和小黄!わかりやすい!
サンプルページ、ここから見られるけど、絵本が全部漢字ってすごく不思議だ…


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