39.手術前夜~手術後

手術の前夜に麻酔科の医師がやって来て、問診等を行いました。

が、その先生って私の同期にソックリ!宮川大輔みたいなフレームの眼鏡をかけていて、私の同期も同じような眼鏡をかけていて、背格好から顔の面影、すっごく似ていて、その同期に問診を受けていたように感じでゲラゲラ笑いが止まらなくて・・・

笑いのツボに入ったら最後、止まらない、止まらないwww

先生、超困ってました。先生には罪はないんだけどー、ごめんね。

でも、全身麻酔は凄く辛いのを知っていたので、「下半身麻酔が良い!!」と我がままを言っていたのですが「大学病院だからねー、全身麻酔なんだよ。」と言ったルールをコンコンと言われ、諭され、渋々承諾することに。足の手術ぐらいなら腰椎麻酔の下半身だけで充分なのですが、大学病院は研修医の教育機関でもあるし、色んな意味で全身麻酔を使用するのでしょうね。

翌朝、手術が始まりました。もう事前の鎮静剤を投与されていたので、意識朦朧としていた私。

私の担当医であった研修医が血管が出にくい私に四苦八苦していて、何度も失敗していたのです。で、手術用の点滴の長い針を刺す事もその研修医の仕事で、何度も失敗すると時間もないし取れる血管もなくなってしまうので、凄く真剣に微調整しつつ「エイッ!」と刺したら、見事に的中。看護師たち、研修医たちがガッツポーズしてたのを横目にボーッとしていた私はコックリ、コックリと舟をこいでいました。

手術室に入ると、前夜の麻酔医が私の頭の上にいて、「〇〇くんだ~」と「ヒャッヒャッヒャ~」と力なく笑っていたら「こらこら、今から麻酔するよ~。」「1,2,3で大きく息を吸ってー。」と言いながら先生の合図で息を吸うと速攻意識が落ちました。

麻酔から目が覚めたのは夕方か夜。麻酔用のガスって凄いですね~。けど、全身麻酔だから挿管されているので喉が荒れるし、麻酔が覚めた後も結構キツイ。だから嫌いなんです。

今回の足の手術は、それまでに経験がない程の痛みが手術後に襲って来ました。

右足首の手術+健移行だったのですが、麻痺した右側の足だったため、手術の刺激の影響か、微動が継続的に続いて、それが激痛を伴うことに。通常の足なら安静にできますが、麻痺した足ではコントロール不可。

末梢神経が集中しているから、手先、足先を切ったら凄く痛いでしょ?

健移行で足の甲を切っているし、恐らく切開した甲の痛みが足先の末梢神経を刺激したのかも知れません。

人生初の脂汗をかいていました。。。

痛み止め効かず、座薬も効果なし。私の執刀医は夜中に呼び戻され、色々な事を試されたけれど痛みは引かず、関わった医療従事者全員+母親と私は徹夜で朝を迎えることになります。

この激痛以上の痛みは、その後経験したことはありません。ですから、少々の痛みなら耐えられるので、私は痛みに強くなったようです。

良かったのか、悪かったのか知りませんけど。。。得したのかな。

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