14.AirMailが毎日届く
高校2年生のころ、今でいうメル友がいました。
あの頃は電子メールなんてなかったから、手紙のやり取り。
相手はイギリス人の同じ年の男の子でした。
昔から海外には興味津々で、英語はさほど成績は良くなかったけれどリーディング、ライティングは人並みにこなすことは出来ていました。
イタリア、ニュージーランド、アメリカ、イギリス。。。色んな国の学生たちとペンパルになって交流をしていました。
でも、私が病気になるまで続いたのはイギリス人の彼だけです。
友達が病気のことを彼に伝えた
英語の良くできる友達が、彼に手紙で伝え、リハビリ病院の住所を教えたようです。
凄く心配してくれて、毎日のようにAirMailが私宛に届くようになって。
私の頭の中の英語はスッカラカンに干上がっていて、尚且つ、返事なんて利き手交換したばかりだったから書けるわけがありませんでした。
それでも毎日手紙が来ていて。
どーやったら遠いイギリスから日本に毎日到着できるのだろうと、未だに不思議でなりませんでしたが、嬉しいことですよね。
看護師が嬉しがって郵便屋さんを演じていた
こう毎日来るものだから、私と年の変わらない看護師たちが交代で郵便屋さんになっていて。
相手が男の子と知ると、まー、毎日毎日飽きもせず冷やかされることに。
別にいいけど。。。
いいけど。。
(〃▽〃)ポッ
今は多くのSNSで繋がり、リアルタイムでスマホから情報を流すことが可能です。
でも、あの頃はリアルタイムで繋がる方法は、電話か対面でしかなく、あとは手紙等、ノンビリとした時間で繋がっていきました。
でも、私は彼に手紙は書けませんでした。
彼も期待はしていただろうけど、報われず。申し訳ないことをしましたが、それが原因なのか、翌年、彼は来日しました。
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