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知らなかったでは済まされない!スズメバチに刺されないための5つの心得

秋の訪れとともに、キャンプやハイキング、サイクリング、BBQを楽しむ計画を立てている方も多いのではないでしょうか。

しかし、9月はスズメバチの活動が活発化し、攻撃性が増す時期でもあります。

毎年、スズメバチによる被害は後を絶えず、刺されることで死に至ることもあります。

楽しいアウトドアを安全に過ごすためには、スズメバチ対策が欠かせません。

この記事では、スズメバチの危険性や種類、そして刺されないための予防策について

養蜂家である僕が詳しく解説します。

9月から危険!スズメバチの活動が活発化する理由

9月に入ると、スズメバチの活動が非常に活発になります。

これは巣が大きくなり、防衛本能が強まる時期だからです。

特にオオスズメバチなどの大型種は、巣を守るために非常に攻撃的になり、何らかの刺激を受けると即座に攻撃に移ります。

そのため、スズメバチの生息エリアに近づくこと自体が大きなリスクとなるのです。

要注意!日本でよく見かける3種類のスズメバチ


日本では特に以下の3種類のスズメバチに注意が必要です。

オオスズメバチ

世界最大級のスズメバチで、土中や木の根元に巣を作ります。体長が7cmにも達することがあり、その攻撃性は非常に高いです。

巣があることに気づかずに、刺されてしまう事例が多く、とても危険なため注意が必要でしょう。

キイロスズメバチ

軒下や茂みに円形の巣を作るスズメバチです。

体長は3~5cmで、見た目が黄色っぽいのが特徴です。
攻撃性は中程度ですが、気付かずに巣を刺激することがないようにしましょう。

茂みや木の空間に作られた巣は大きくなってもなかなか気づかないことが多いです

コガタスズメバチ

黒っぽい見た目で、オオスズメバチに似た外見を持ちます。
3~4cmの体長で、日本全土に広く生息しています。

軒下や茂みに巣を作ることが多いです。

じつは以下の写真の中に巣があるのですが、わかりますか?
スズメバチの巣はこれほどまであるかどうかがわからないのです。


スズメバチに刺されないために知っておきたいこと

スズメバチに刺されないようにするためには以下のことに注意しましょう。

香水は付けない

香水の香りがスズメバチを引き寄せる可能性があります。
特に甘い香りのある香水は気を付けましょう。

香水以外にもタバコなどに対しても寄ってくるといった情報もあるので注意が必要です。

黒い服を着ない

スズメバチには限りませんが、蜂類は攻撃するときは、黒い色のものを攻撃しやすいと言われています。

蜂が黒を敵と認識するのには

  • クマの色に近いから

  • 人間の急所が黒のことが多い

などと言われていますが、なぜ黒いものを襲うのかということは解明はされていません。

さらに気を付けなければいけないことが

赤色の服も気を付けなければいけない、ということです。

蜂の視覚は赤外線を認識できなく、紫外線を見ることができる
という特徴があります。

これにより、蜂は赤色も黒色と同じように認識している可能性があり
赤色の服を着る場合も注意が必要です。

茂みに入らない

当然と言えば当然なのですが、スズメバチは茂みの中に巣を作るため、茂みには入らないようにしましょう。

特にスズメバチに刺される例としては、生い茂った草を刈っている最中や茂みの中をかき分けて進んでいる場合に多く報告されています。

とくにスズメバチが増え、攻撃性の増す9月~10月は茂みの中には絶対にはいらないことが刺されない対策となります。

木に近寄らない

茂みの中に入らないことと同様に、木に近寄らない、ということも対策のひとつとなります。

特にオオスズメバチは地面の中に巣を作ることから、空間が確保しやすい木の根元付近に作ることが多いとされています。

木にどうしても近づかなければならない場合は、ゆっくり細心の注意を払い近づくようにしましょう。

事前に準備しておくべきアイテム


スズメバチ用のスプレー

市販の蜂駆除スプレーでもスズメバチ専用のものを選ぶようにしましょう。
スズメバチ専用でない物には、スズメバチには使えないことが明記されています。

確実に追い払えるように、スプレーはスズメバチ用のものを購入しておくことが望ましいです。

なお、薬局などではスズメバチ用のものは売っていない可能性があります。

その場合はネットショップを利用して手にいれるようにしてください。

以下、スズメバチ用のスプレーでのおすすめになります。


スズメバチサラバ

スズメバチやアシナガバチの攻撃性を減退させることができるスプレーです。
小型のスプレー缶で、万が一のために持ち歩くことのできるものはおすすめです。

スズメバチを殺すことなく、追い払うことができるのが特徴ですが、このスプレーの利用者からはスズメバチが死んでしまった。
といった報告もあるようです。

万が一刺されてしまったら

もし、スズメバチに刺されてしまった場合

まずやらなければいけないことは、毒抜きです。

体内に入った毒はものの数分で体内に流れ込んでいきます。
できる限り早い処置をするために「ポイズンリムーバー」という毒抜きをする道具があります。

これを使い、できる限り、早い処置を心がけるようにしてください。
蛇、ムカデの毒抜きにも使えるのでキャンプやアウトドアをやる人なら必ず常備しておくことが望ましいです。

ぼくが養蜂で使っているものを以下に紹介しておきます。
毒抜きの吸い口の大きさに種類があるため、さまざまな部位に対応できるのが使いやすい点ですね。

アウトドアを楽しむために

最初に話したとおり、スズメバチが増え攻撃的になる本格シーズンは9月~10月末です。

養蜂で行うみつばちを餌として、オオスズメバチが毎年養蜂場にやってくるのですが、これが最も多いのも9月~10月末です。

スズメバチの危険をさけ、これらの対策をしっかりと実行し、安全で楽しいアウトドアを心がけるようにしましょう。

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