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梅らぶ日記+ 第二話 “梅”を見て、触って、知って。“梅干し”よ、今変わる時!

皆さん、こんにちは。
紀州梅本舗です。

梅らぶ日記+ 第一話 杏耶さんとの出会い、梅干し離れはむしろチャンス はご覧いただきましたでしょうか?まだの方はぜひこちらから!

https://note.com/umelab/n/n639284240e14

もう既にご覧いただいた方々、大変お待たせしました!
梅らぶ日記+ 第二話 “梅”を見て、触って、知って。“梅干し”よ、今変わる時! でございます。



日本一の梅の里、ようこそ和歌山へ!


もともとフォロワーであった私が2022年3月に杏耶さんが投稿された「梅干しと昆布の炊き込みご飯」のツイートを紀州梅本舗の公式X(旧Twitter)にてリツイートさせていただいたのをきっかけに、杏耶さんとやりとりさせていただく機会を頂きました。梅干し離れが深刻化している中、「令和の今こそ、新しい梅干しの形を見出し、たくさんの方に知ってほしい。」そんな思いから立ち上がったプロジェクト「UME LAB by 紀州梅本舗」。図々しくもこちらのプロジェクトにぜひ杏耶さんのお力をお貸しいただけないかとお話しさせていただいたのが、前回のお話し。さて、杏耶さんの反応は…。

杏耶さんは私たち梅干屋の話を真剣に聞いて下さり、そして、今回のプロジェクトの話にも凄く興味を持ってくださった上でぜひご一緒にお仕事をしたい!とおっしゃってくださいました。ただ、一緒にお仕事をするのだからこそ「梅のことをあまり知らないから大丈夫かな?」という不安があることも打ち明けてくださいました。

梅干しって身近にある食材なものの、実際にどうやって実り、どうやって収穫するのか、どうやって梅干しまでになるのか。分からないことだらけだと思います。もちろんデータ資料をお渡しして梅についてご説明することは出来るのですが、ぜひ今回を機に知ってもらうのであれば杏耶さん自身の目や鼻や手などの五感を使いながら“梅”を知ってほしい!と考え、思い切って和歌山へお越しいただけないかお伺いしたところ、ご快諾いただき、2022年6月の終わりに実際に杏耶さんが和歌山へお越しになることとなりました!

ちなみに、関東方面の皆様は南紀白浜へのお越し方法はご存知でしょうか?実は東京羽田から和歌山南紀白浜には直通の飛行機が飛んでおり、約1時間で着いちゃうのです!そちらをご案内したところ、杏耶さん実は高所恐怖症の為避け続けていた飛行機に16年振りにお乗り頂いたそうで…!感謝でしかありません!

南紀白浜空港へお越しいただいてからは、営業担当がアテンドさせて頂きました。

…の前に、和歌山の梅干屋ができる最大限のおもてなしで杏耶さんをお迎えすることを誓った私は、意を決して(笑)和歌山へお越しいただける杏耶さんになにかお渡ししたいと思い、ウェルカムボードのようなものを製作してみました。うん十年ぶりに画用紙をチョキチョキしながら作りました。クオリティーはさておき…愛だけはたっぷりと詰め込んだ特性色紙です。杏耶さんも喜んでいただけたとお伺いし、ホッとしました。


杏耶さんへお渡ししたウェルカムボード


杏耶さん、“梅”を実際に見て知ってください!


それでは、杏耶さんをお連れしてまずは梅畑へ!

杏耶さんが和歌山へお越し頂いたタイミングと、完熟梅の収穫時期が重なっている事から実際に木に実っている梅を見ていたこうと思いご案内させていただきました。

梅畑、というより梅の木自体をご覧になられたのが初めてだそうで杏耶さんも興味津々!

梅のフルーティーな香りが果物であることを改めて実感されたとおっしゃっておりました!皆さんは梅の香りってどのようなものかご存知ですか?梅干しになってしまうとなかなか感じることのできない梅の香りとは、濃い香りではなくほのかに香る甘酸っぱいものとなっております。(余談ですが私は小さなころから梅畑に囲まれて生まれ育ちましたので、梅の実の香りは収穫時期である「初夏」を連想させます。)

他にも、梅の実を実際に触られた杏耶さんが「まるでミニチュアのお人形みたい!」とウキウキされていたのがとっても印象的でした!

(梅らぶ日記第4話より画像抜粋)
(梅らぶ日記第4話より画像抜粋)

※収穫の作業風景が気になる方はよければ過去の記事をご覧ください⇒梅の実を採る?拾う?|UME LAB by紀州梅本舗 (note.com)

梅畑では実際に“梅”を見て頂きましたが、場所を移動し、次は“梅干し”になる為の工場へ一緒に向かいました!

ここでは、梅畑で収穫した梅たちを大きな選別機を用いて選果していきます。それぞれ同じサイズのコンテナにまとめられ、後に大きなタンクの中に梅と塩を入れて漬け込んでいきます。そちらの様子もご興味ある方はぜひ過去記事をご覧ください⇒あなたのサイズはなあに?|UME LAB by紀州梅本舗 (note.com)

(梅らぶ日記第5話より画像抜粋)
(梅らぶ日記第5話より画像抜粋)
(梅らぶ日記第5話より画像抜粋)

こんな大量に梅が集まっている様子を見たことがある方は皆様の中にもあまりいらっしゃらないのではないのでしょうか?!杏耶さんも、あまりの迫力に終始驚かれていらっしゃいました。

梅畑・工場を通して、梅を見られている杏耶さんの目がずっとキラキラしていて案内していた営業担当もなんだか誇らしくとても嬉しい気持ちになったと聞いています。

「私、梅干し●●●●!!!」

梅畑・工場見学を終わられ、紀州梅本舗へお越しいただきました。

和歌山についてから見るのも全てが梅だらけだった杏耶さん。「梅干しって生活の近くにあるものだけれども、知らない事の方が多かった。」そんな言葉を正直に私たちに伝えてくれました。なので、今度は正直な私たちの気持ちを杏耶さんにお伝えしてみました。

“梅干しは今でもごはんのお供として人気のある食材ではあるが、約20年前からだと梅干しの消費量は40%減にまでなっていること。この現状を打破すべくもっと梅干しの良さを広げたいがやり方が分からないこと。”

すると、梅を見ていた時のようにお目目をキラキラさせながら杏耶さんは私たちに対して力強くこうおっしゃいました。

「私っ、梅干し!!広めます!」

(梅らぶ日記第6話より画像抜粋)

……え?!杏耶さんが梅干しを広めてくれる?!

それはとても嬉しいお話ではありますが、でもどうやって…?

(梅らぶ日記第6話より画像抜粋)
(梅らぶ日記第6話より画像抜粋)

そうなんです、新商品開発は杏耶さんのこの言葉が大きなきっかけとなりました。

昔ながらな従来通りの梅干しを作り続けていた私たち紀州梅本舗と「みんなが食べたくなる食べたことが無い梅干し」を一緒に作ろうとご提案していただいた杏耶さん。新商品開発に向けてアイデア会議を行うこととなりました。さて一体どんな化学反応が起きるのでしょうか…?!

新商品アイデア会議は次回に続きます!

今回も最後まで読んで頂きありがとうございます。
紀州梅本舗のHPにて梅を使ったレシピの紹介や弊社の商品を購入いただけますのでぜひそちらもご覧下さいませ。

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