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アラサーでワーホリって、実際どうなの?を真剣に、赤裸々に語ってみる。〈1ヶ月後〜半年〉

こんにちは。うめ組ランジェリーです。

今回も下着の話ではなく、ワーホリについて前回の続き。私が経験したこと、感じたことを赤裸々につづります。先に言っておくと今回はネガティブなことが多いので、キラキラしたワーホリの夢を壊したくない人は読まないことをオススメします!

包み隠さず言おう、私のワーホリ前半戦は暗黒時代でした(苦笑)!その頃があって今があると思えば、結果オーライ。だけどやり直せるならやり直したいことがあるのが本音。ちなみに今は、バンクーバーで毎日幸せだなあと思いながら生活しているのでご安心ください。

(▼前回の記事はこちら)

「安心・安全を保証」されているはずだったシェアハウス、入居翌日に引越し先を探す羽目に。

まず私の黒歴史1つ目は、例のクソだったプライベートレッスンのパッケージに含まれていたというシェアハウス。

到着したその日は、なんか埃っぽいなあ、まあベースメント(こちらのシェアハウスによくある半地下の部屋)だししょうがないか、ぐらいにしか思わなかったんですが、翌日あらためてキッチンなどのシェアスペースを諸々確認していたところ、なにげなくキッチンの引き出しを開けたら、小さいゴキ○○がいっぱい出てきた(声にならない叫びと共に即効閉める)。その下の扉にはいつのものか分からない生ゴミらしきものが…。速攻オーナーに連絡しましたが、薬を持っていくと言われたまま放置。仕方ないのでとりあえずその生ゴミは自分で処理したけど本当どんな罰ゲームかと思った(白目)。

カナダってネズミはいるけどゴ○○リはほぼいないと言われるのです。キッチンにゴキが湧いていたのを発見してしまった後は、光の速さで引っ越し先を決めました。

到着翌日、キッチンに奴らを発見
翌日、Craigslistでいくつか内見の問い合わせ
2日後、内見&即決。

我ながらカナダ到着すぐのこの行動力は褒めてあげたい。ゴキ○リハウスの賃料を月末までは払ってしまっていたので約3週間は耐えましたが、その間、他にもオーナーとは何度かバトルが発生して、いずれにせよ彼女に賃料を払い続けたくはなかった。

ちなみに、そのシェアハウスを出て行く時にもあらためてゴキの件をオーナーに伝えたところ、「Yes. lnsects.」と仰る。いやいやいやいや...........。

主張することは大事、自分の目で確かめることはもっと大事

バンクーバーは色々と法的規制が厳しい国で、例えば家の貸主は借主に対して、家をメンテナンスする義務がある。なので、借主がオーナーに文句を言う権利はあります。何に対してもそうですが、問題があったときはきちんと法的措置も含めて主張すべし。だけど大抵の日本人は海外でいろんな問題に直面したとき何も言わずに我慢してしまうと思います。なのでいちばん良いのは、当たり前ですがきちんと自分の目で、言葉で、確かめること。シェアハウスに関しては、貸主が信頼できる人かどうかは超重要です。

私がそのあと引っ越したシェアハウスは、とても親切な台湾人オーナーのところ。オーナー夫婦が同じ建物内に住んでるので何かあればすぐ対応してくれるし、シェアメイトも女性だけなのでキッチンもシャワーなどの水周りもいつも清潔。今もそこに住んでいますが、周囲の環境もとても良く、家賃もリーズナブルで気に入っています。

シェアハウスの選び方は人それぞれ。

●場所で選ぶ
- 多少家賃が高くても街の騒音があっても都心のど真ん中、ダウンタウンに住みたい
- ダウンタウンから30分以内の住宅地で静かなところの方が良い
- ダウンタウンから1時間程度、自然豊かで毎週末アウトドアを楽しめる場所が良い

●家賃で選ぶ
- 家賃が多少高くても自分の生活、プライバシー重視
- 家賃が安く、かつ自分の求める最低限の条件を満たしている
- 家賃が安いことが最重要、プライバシーの確保はさほど気にしない

場所に関しておすすめは、交通費も抑えられるZone1以内で選ぶこと。なんだかんだダウンタウンに行くことは多いと思うので、定期代はゾーン1で収められた方がGood。

あまり期待できないのは「シェアメイト」で選ぼうとすること。オーナーは別ですがシェアメイトは頻繁に入れ替わるのが普通なので、その人が引越ししてしまったら次に入居してくる人は選べないし、通常のシェアハウスであればそこまで交流が生まれないのが普通です(仕事など、生活リズムが違うため)。どうしても家で交流したい人は、ホームステイか、学生が多く住むドミトリーみたいなところを選ぶべき。

人生最大の黒歴史!「3ヶ月でペラペラになる」という触れ込みのプライベートレッスン

前回も、日本で契約したプライベートレッスンがクソだった話は少し触れましたが、ただカフェで先生と話すだけ。アウトプットの練習といえばそうなのですが、高い授業料を払う価値は全くなかった。もう払ってしまったので前向きに捉えて無事2ヶ月ほどのレッスンを終了しましたが、このほぼ詐欺英語レッスンは、間違いなくワーホリ最大の、いや人生最大の黒歴史です!!!

ちなみに、私は「3ヶ月でペラペラになる」を信じたわけではないです。ただ、そこに書かれていた英語学習法が理にかなっている、かつこれまで試したことのないやり方だと思ったから。

でもいざ蓋を開けてみたら、そこに書かれていたような綿密に設計されたプログラムなど一切なく、ただカフェで先生とお話するだけだった。一体何だったんだ、あのブログ・・・。実は契約する時からスタッフや先生の対応にうーんと思うところはあり、危険信号を察していた(そういうのって意外と人間直感が働くものです)にもかかわらず、飛び込んでしまった。いやー、後悔しかない。そうしてしまったのは、やっぱり私が「不安」だったからだと思う。はじめての海外生活、何か頼れるものが欲しかった。そういう心理状態の時こそ、人って上手い話に引っかかりやすい。どれだけ自分はそんなものに引っかからないと思っていても。そして引っかかっても、大抵の人は自分が騙されたとは認めないし、意外と気がつきもしなかったりする。

これが明らかな欠陥がある商品とかなら騙されたと分かるのですが、情報商材ってそれが明言できないから問題です。(形はあるけれど、お高い羽毛布団とか、水素水とかもある種同じ。専門家に調べてもらわないと、いや仮に調べてもらっても、それがどれだけ価値があるかは科学的に明言できない)

私も最初は大金払って価値がなかったなんて、認めたくない気持ちの方が大きかったですが、でも今は認めます。あれが詐欺じゃないと言うなら、他のものもいろいろ詐欺じゃなくなる。払ってしまったものは返ってこないので泣き寝入りといえばそうだけれど、こうやって公表するだけでも、もしかしたら誰かの役に立つと信じて書きます。

とりあえず、英語学習に大金を払うべからず!インプットがあってのアウトプットなので、結局どれだけ自分で勉強して、練習して話せるようになるかしかないです。

右往左往した職探し

ワーホリの一番の魅力は、やはり「現地で働いてお金を稼げる」ということ。私も英語のレッスンを受けながら、早々にパートタイムの仕事探しをしましたが、これがもう一つの暗黒時代の始まりです(笑)。

はじめてゲットしたのは、家から徒歩10分弱の好都合なローカルカフェ。採用が決まった時の感想は、ばんざーい!でした。カフェバイトなんてすぐ見つかるでしょう、と思われると思いますが、意外とそうでもないのです。特に私のように、日本でもバリスタ経験もなく、英語も流暢でない場合。実際、採用された理由はたまたまそのカフェでフルタイムの人が夏季休暇をとる予定で、至急穴埋めできる人員を確保する必要があったから。

これもこちらで働き始めてから分かったのですが、カフェって大きなお店でなければ2人あるいは1人シフトの店も多いため、パートタイムの場合シフトが極端に少ないことが多々ある。実際、この1つ目のカフェのシフトが、同僚の休暇中を除くと週1になってしまった。そこでもう一つローカルレストランでバッサーのパートタイムもしましたが、こちらもシフトが少ない上、バッサーというポジションはカフェ以上にお客さんとのコミュニケーションがほぼないのと、かなりハードな肉体労働。このバッサーの仕事は2週間ぐらいで辞めました。

その後、別のローカルカフェでフルタイムの仕事が決まり安心したのも束の間。オーナーのマネジメントがクソ過ぎて色々問題が起こり、ストレスがたまる一方でした。唯一の救いは、そのカフェには私以外に日本人がいたので「だよね!!!www」と言い合えたこと。でも、同時に私カナダに何しにきたんだっけ?という気持ちにもなっていました。この時、カナダに来てから4ヶ月。

今思うと、他にもいろいろ選び方、探し方があったと思います。バリスタをやってみたい憧れもあったので実際ラテアート作りができるようになって楽しかったし、学んだことはいろいろあったけれど、せっかく一生に一度のオープンワークビザ。どのように職探しをどうするかは、もう少し考えてくるべきだったなとちょっと反省。特に私の場合、ワーホリに行く理由について「キャリアアップのためなんて、カッコつけた理由を話してた」と以前書きましたが、あながち嘘ではなかったのです。大したビジョンも語れないし自信なんてまったくなかったけれど、海外の、それもできればWebマーケの企業で働く経験を積みたい、というのは本音でした。

マーケの仕事をゲットするために、カフェで働きながら、カナダ人の友人に手伝ってもらってレジュメとカバーレターを作成し、せっせと応募(日本でしていた職種と同じ業界、職種)もしていましたが、そうすんなりとはいかなかったです。

友だち作りに一生懸命になる必要はない、大事なのは自分が何者なのかということ

さて、そんな状況の中での、友だち作り。

結論からいうと、よっぽど一人が嫌いで常に誰かと一緒にいたい人以外は、友だち作りに一生懸命になる必要はないと思います。あと、英語の勉強のために友だちを作りたいというのも難しいです。鶏か卵かみたいな話にはなってしまいますが、友だちと英語で話すから英語の勉強になるのであって、英語の勉強をしたいからと友だちになろうとしても難しい。なぜなら興味がない人と一緒にいても、その人ともっと話したいという気持ちや、一緒にどこか遊びに行きたいという気持ちにならないから。

それよりも、その国で何がしたい、どこに行きたい、どんな経験がしてみたい。そういう自分自身の目的や、アイデンティティをはっきり持つことの方が大事。そうやって目的を明確に持って行動している中で、絶対人と関わる必要が出てくるからです。行きたい場所があるなら、無理して誰かと一緒に行こうとせずに、まず一人で行ってみたら良い。これはワーホリの友だち作りに限らずですが、結局人生って、自分が何をしてどう生きるかです。やってみたいこと、達成したいこと。

もちろん人と関わる中で新しいものが生まれていく喜びや楽しさは十分に理解しています。何を隠そう、私自身「人」にいちばん興味があって、少し前までは「人と関わりあっていくこと」が自分にとっていちばん重要なこと考えていたから。以前にライティングや編集の仕事をしていた時も、営業の仕事をしていた時も、「人」が好きだから、新しい人たちと仕事を通じて出会い何かを共有できたり、人の話を聞いて刺激を得たり、そういうこと自体が何より楽しくて、仕事のやりがいにもつながっていました。

だけど、そういうことを大切にして生きていく中で、「自分は何者なのか?」を自問することが増えていったのです。自分は、何がしたいんだろう。自分の人生でどんなことに挑戦して、何を成し遂げたいのだろう。人と話す・刺激を受ける、といった受け身のことだけではなく、自分自身でも何かを生み出していきたい、何かを与えられる人になりたいという欲求。それが今の私のやりたいこと、"下着ブランドで日本の社会を変える"にもつながっています。

話が大幅にそれました、、ワーホリでの友達作りの話に戻します。

ご存知の人も多いかと思いますが、Meetup(ミートアップ)というアプリがあり、様々なグループに誰でも参加できます。特にワーホリや留学の人が多く参加しているのが、語学学習系のグループ。私もバンクーバーで何度か参加しましたが、どうもあんまり興味を持てなかった。(ちなみに国際交流系のミートアップは日本でも開催されてます、バンクーバーに来る前わたしも一度だけ参加した。興味のある人はまず日本で参加してみたら良いと思う)

他に、ランニンググループのミートアップにも何度か参加しました。こちらは逆に日本人はゼロ。マラソンを走ったこともあるぐらいランニングは好きだし、ランニング後にビールもしくはコーヒーを飲みに行ったりと活動自体はとても好きだったのですが、当時の私の語学力ではなかなかきついものがあった。結局、当時は無理して参加しなくても良いか、と行かなくなってしまいました。

ミートアップの他には、教会や、コミュニティセンターと呼ばれる場所で開かれている無料の英語クラスにも参加しました。個人的には、コミュニティセンターでの英語クラスは面白かったです。留学生やワーホリというより移民を対象としたクラスなので、インド出身のおばあちゃんとか、イラン出身のお母さんとか、ドイツからやってきた教授とか、本当に色々な人がいます。毎回ディスカッションテーマが配られ、どれもなかなか深いテーマ。それについて国籍が異なる人たちがそれぞれ意見をするため、いろいろと考えさせられました。

やっぱり、ローカル企業でWebマーケの仕事がしたい。

英語のレッスンに、カフェやレストランでの仕事、友だち作り。

4ヶ月そうやって過ごしてきて、あらためて自分のアイデンティティを再認識しました。

私は、働きたかった。それもカフェでもレストランでもない、自分の好きな マーケティングの仕事で。

スラダンの「安西先生…バスケが、したいです…!!!!!!」状態。

英語の勉強はいちばんじゃない。友だち作りもいちばんじゃない。私のいちばんは、海外で"働く"こと。その生活を通して、英語の勉強も、友だちもできたらベスト。

最終的にはフルタイムのカフェでの仕事を始めて2ヶ月後、何とかオフィスワークをゲット。その後私の生活は落ち着いて、自分らしいリズムを取り戻していきました。

ここまでが、半年間の振り返り。最初にもメンションしましたが、かなりネガティブだなと自分で読み返してみても思います(笑)。でもこれで良いんです。多くの人が、ポジティブなワーホリの経験を語る中、私はネガティブなこともありのままに記録しておきます。これからワーホリに行く人が、私と同じような失敗や後悔をしないと良いな、と祈りつつ。

ちなみに、前半の半年間、すべてネガティブでつまらなかったわけではありません!むしろ逆。友だち作りや職探しに迷走しながらも、その中でも親しくなった人もいて、楽しい思い出もたくさんあり、何よりバンクーバーで生活するということ自体がすべて新しいことなので、普通に生活しているだけでも楽しいわけです。ただそうやって、「すべてが良い思い出!経験!」とはまとめたくなかったので、私が大切だと思ったことを書きました。

次回がおそらく最後のワーホリ関連記事、半年後〜今までについて。やっと幸せな、自分らしい生活リズムを見つけた頃の話を書く予定です。

次の記事はこちら:


ありがとうございます。下着作りに活用させていただきます🎀✨