個人事業主になります

こんにちは。うめ組です。

昨日6/8をもって、カナダ帰国後から今まで勤めていた会社を退職しました！

・・・と、威勢良く言ってみましたが、最後まで相当悩んだ結果の決断です。

入社してから1年7ヶ月。面接時に「自分で下着ブランドを立ち上げたい」という話は伝えていたので、いずれ独立するつもりではありましたが、それでも退職は想定より早かったかも。

学びの深かった1年7ヶ月

独立するという目的意識があったこと、社員わずか数名という環境の中、割と好き勝手やらせてもらったこともあり、これまでの社会人経験の中でいちばん濃い時間でした。

業務としては本当に幅広くやらせてもらい、途中自分が何をしているのか見失いそうになることもありましたが総じてすごく良い経験でした。

▼やっていたこと
・新ブランド立ち上げ
・クラウドファンディングプロジェクト×2
・商品企画
・商標、意匠権等の取得
・Webディレクション
・撮影ディレクション
・SNS広告運用
・広報活動
・営業

Webマーケやディレクション、営業などはある程度経験を活かせた部分ですが、B2C事業自体が今回の会社で初めてだったので、実際に自分で手を動かして勉強になる部分はとてつもなく大きかったです。それから、経営者の判断を毎日目の前で見れたこと。

自分がこうしたいと思うことと、会社としての判断がマッチしないことももちろんありましたが、それでもかなり裁量をもってやらせてもらえたことは本当に感謝です。

自分で見つけた商材を仕入れて販売し、最初は恐る恐る数百個単位で仕入れていたのが、最終的に数千個になったことは一つ自信にもなりました。

自分にとってベストなタイミングを捉えること

独立に十分な資金が貯まったわけでもなく、事業が軌道に乗りそうな兆しが見えたわけでもなく。他人から見たら見切り発車にも見えると思いますが、私としては今のタイミングがベストだった、と思っています。

なぜ今、という問いにロジカルに答えることはできないのですが、もう今がベストだ、としか思えなかったからということになる。ロジカルどころか相当アホな回答なことに自分でびっくりです。

今から2年前、カナダで「下着ブランドを作ろう」という思い立ち、とりあえず中国の会社に頼んでサンプルを作るも大失敗。帰国後、ランジェリーデザインの学校に1年間通い、今年に入ってから徐々に具体的に動き始め、量産の目処が見えてきたことでリリースに向けて色々とやっていきたい気持ちが強くなり。

会社としても新規事業をどんどん成長させていかないといけない状況の中で、気持ちがいよいよ別の方向に向かい始めた私がいることは会社にとってマイナスでしかないと感じたし、そういうふうに思ってしまうこと自体がもうタイミングだなと思った。私としてもこれ以上ダラダラと会社に居座ってしまったら、ただの給与欲しさでしかなく、後ろめたさを感じてしまいそうでした。よく「真面目すぎる」と言われるのはこういう融通の効かなさでもあります。

何が、いつが、ベストな選択か

同じように自分でやりたいことがありながら会社員として働いている人にとって、いつ辞めるのが良いのか？副業としてやっていくのか良いのか？といった悩み。本当にその人の状況や性格次第だと思うので、最後は自分で決めるしかないと思います。

お金の心配をしなければいけないことが強い不安やストレスになってしまう人は、会社員として働きながらある程度見えてから辞める方が良いだろうし、家族や、守るべきものがある人も。

私の場合、根が楽観的なのでなんとかなると思っているのと、良くも悪くも超がつくほど真面目なので、会社に所属している以上はそちらに全力で貢献したいと思ってしまい、どうしても自分のやりたいことに必死になれなかった。その辺をうまく切り分けて効率的に時間を使える人であれば、お給料をもらって生活を守りながら挑戦するのがいちばん賢いやり方だと思います。

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ということで、昨日、最終出社にて最後の宴を開いていただきました。感謝の思いを胸に、気持ちを新たにがんばります。
不安がないといえば嘘になりますが、よお〜し・・・自由だーーー！！！とお祭り気分で自分を盛り上げながら、こんな時期はもう二度とこないと思うので、自分のやりたいようにやってみたいと思います。