教員になったら女子高生にモテるかな?と期待する男性へ
高校で働いていると言うと「いいな〜、毎日女子高生がいるのか〜」とか「俺も高校で働いたら女子高生にモテるかな?」とか言われることがある。
若い男性からも中年の男性からも言われることがあるため、いくつになっても変わらないのかな。
ふざけたノリなので別に不謹慎だとは思わないし、腹も立たない。笑って流している。
でもまあ正直な意見だろうし、もしかするとそんなことが動機で高校の教員を志す男性がいないとも限らないので、この場ではっきり言っておくと……
女子高生を舐めたらいけない。
彼女たちのセンサーはとても鋭い。
下心を持ってヘラヘラした態度で接すれば途端に見抜かれる。
「あいつなんかうちらと話すと嬉しそうじゃない?」「ほら見て、顔赤くない?」「童貞っぽくね?」なんてクスクス笑いながら噂される。
前に屈んだときや体育館で座ったとき、また、階段の昇り降りなど、女子高生の下着が見えることもあるが、それをチラリとでも見ようものなら「キモ!!!!!!!」と騒がれる。
「あいつパンツ見てくるんだけど」「ありえない」「目がやばい」「臭い」「無理」「近寄るな」と徹底的に罵られる。
1度貼られた「パンツを見たキモい教員」というレッテルはもう剥がれない。
「下着が見えたらラッキー」ではなく「下着を見たら地獄」なのだ。
(ちなみに見えたときは女性教員が注意している。わたしは「パンツ見えるよ、気をつけて」と直球で伝えている)
そうなると本当に悲惨だ。
もちろん下心を持ちながら接する教員側にも非はあるが、それ以上に制裁がひどすぎて見ていられない。
一方、女子高生からモテる男性教員もいる。
「かっこいい!」「一緒に写真撮りたい!」と言われたり、バレンタインに抱えきれないほどのチョコレートを渡されたりと、男性にとっては理想的な境遇なのかもしれない。
でもモテる男性教員はその理想的な境遇をたいして喜ばない。
チヤホヤされることに慣れてくるからサッパリとあしらうし、下着が見えそうなシチュエーションになっても絶対に目を向けない。
もし仮に見えてしまっても「気持ち悪いもの見せるなよ」と一蹴する。
実際、女子高生はきれいじゃない。
手とかあまり洗わないし、顔も髪も触りまくるし、かかとのつぶれた上履きは黒ずんでいるし、ギトギトのマスカラを使い続けるし……
そんな姿を冷静に見て下心も消えるのだろう。
あとはやはり授業がおもしろい。
生徒の様子をよく見ている。
怒るときは遠慮せずにしっかり怒る。
真剣に相談されれば真剣に応える。
単純に教員としての能力も高いのだ。
ということで、女子高生は見る目があり、嫌ったときの扱いは酷だ。
妄想や創作のようにはいかない。
男性が女子高生と過ごす毎日に憧れを抱くのは自由だが、それを期待して教員になったら、厳しい現実が待っているかもしれない。
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