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楽しめる子は強い


#子どもに教えられたこと

うちには8歳の一人娘がいます。
日本では小2、フランスではCE2です。
母の目から見て、お勉強ができるとは、
言い難いかなー、、、残念ながら。
そう言うことを言うな、と夫はいいますが。
でも、日本からフランスに来て、
フランス語のハンデはありながら、すんなりと
フランスの小学校に馴染み、宿題などを
こなしている姿はかなり頼もしいです。

ちょっと前に、美容室でVERYを見てたら、
今の時代、子どもに期待して頑張らせすぎるのは
非常に危険、と言う趣旨を説いている
心理学者の対談記事がありました。

要約するとこう言う主張です。

- 令和は、頑張れば目標を達成できる
時代じゃない。挫折の時代だ。

- 我々の知っている仕事の3分の2は、
子ども達が大人になる頃は無くなっている

- AIの発展により、人間に割与えられる
仕事の8割はマックジョブと言われる、
所謂マックの店員のような単純で技術を必要と
しない仕事になる

- 2割の人間が、高度な高給の職につける

- その2割を目指して頑張らせますか?
失敗して今まで頑張ってきたことが無駄になる
可能性の方が高いのに

身も蓋もない。。。涙
結構デプレッシングです。

対談形式で質問されていた小学生のお子さんが
いる元アナウンサーの女性も、

じゃー、どうすりゃいいのよ?と。

その答えに、私はしっくりしました。

(陳腐ではあるが)今いる環境、今手にしている
ものを楽しめる子になるように
親は手助けすべし。
それができるとよい人生を送れる人になる。

ほー、なーるほーどー!

うちの娘、なかなか環境を楽しめる子です!笑
(私は、自分に都合の良いメッセージ
だけを受け取るタイプですね。)

私達夫婦は、子どもに合わせた過ごし方より
自分達が楽しいことに娘を付き合わせるような
過ごし方を、良いか悪いかずっとしてきました。
結果的に8歳になった今では、子ども同士の遊びや
おもちゃやゲームだけではなく、親と肩を並べて
いろいろなことを楽しめる子になってくれたかな、
と思っています。

スキーも、シュノーケリングも、サーフィンも、
バレエ鑑賞なんかも、普通に一緒に楽しめます。
美術館は、ダメですね、、、早く出ようと
うるさすぎて落ち着けません。
シャガールの絵の前で思いっきり腕を
引っ張られた時はイラーッとしました。笑

最近娘はチェスにハマってます。
夫はもともと好きで、ある日娘が
チェスボードに興味持ってからはじまりました。
私は無知でしたが、娘から無理矢理覚えさせられ、
最近は毎日対戦させられてます。

ママ、駒の先だけじゃなくてボードの
全体見なきゃだめだよ
駒取ることだけじゃなくて、どの駒を何で
守るかも見なきゃだめだよ。
その駒を取られたとしても、
こっちの強い駒守った方がいいんじゃないのー?
とか言われるんですよ!
まるで、人生のアドバイスのよう。。。笑

1番感心したのは、登山でしょうか。
一年生の時に丹沢の塔ノ岳に登れたのを
良いことに、この秋には八ヶ岳の一つ、
赤岳に挑戦しました!

他にもう1人小2の女の子と5歳の男の子も!
見て下さい。

大人でも結構厳しい道のりです。
行き5時間、山小屋で眠り、帰りは違うコースで
また5時間くらいかな。

子ども達、文句も言わずに頼もしく進んでました
すれ違う大人達に二度見されたり、おもむろに、
すげーーーー!とか言われたり!

やらされ感ではなく、楽しんでました。
挑戦することを、そして、すげー、とか
言われることも!

夫に、他の子どももこんなことできるかな?
と聞いたら、彼らしい答え。

どんな子でも赤岳には登れるよ。
親が連れて行くか行かないかだけの問題。
親のやる気と、状況に対する正しい判断力が
あれば、どんな子どもは3000メートルの山に
登れるよ!
(山での正しい判断力って、私は少し、
自信ありません。。。)

娘は勉強はもうちょっと頑張った方がいい
と思いますが、チェスが楽しい、とか
山に登って楽しいと思えていれば、
きっと大丈夫!
後は、、読書の楽しみも得て欲しいなー、
これがなかなかハードル高いんですよねー。。


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