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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】内灘町では福祉事業者がタッグを組み、仮設住宅と浴場間を送迎!

能登半島地震の震源地から100キロ以上離れた内灘町では、被災者の孤立を防ぐため、町の福祉事業施設が7月28日から仮設住宅と温泉施設の間を送迎する取り組みを始めました。この取り組みは、慣れない環境で生活する被災者に対して「人のつながり」を感じてもらい、孤立を防止することを目的としています。

送迎の取り組み
福祉事業者が車両を用意し、ボランティアが週1回、運転を担当します。送迎ボランティアは、内灘町の福祉事業者で構成された「内福(うちふく)同盟」によって実現されました。この同盟には、うちなだの里、清湖の杜、ふれあい工房たんと内灘、グローバルシチズン内灘の4事業者が参加しています。車両は持ち回りで提供され、町社会福祉協議会が各事業者に呼びかけて協力を取り付けました。

仮設住宅での生活と孤立の問題
避難所では地域ごとにある程度まとまって生活することができましたが、仮設住宅やみなし仮設では見知らぬ人同士が隣近所になるケースが多く、社会的孤立に陥りやすくなります。このため、被災者が浴場での入浴や会話を通じて交流し、孤立を防ぐことを目指しています。

福祉事業者の役割
協議会ソーシャルワーカーの藤田徹さんは「仮設住宅に住む人同士が仲良くなるきっかけ作りに役立てばうれしい」と話しています。この送迎活動は、被災者が心身ともにリフレッシュし、コミュニティの一員としてのつながりを感じる場を提供する重要な役割を果たしています。

震度5弱だった内灘町は、液状化により大きな被害を受けた地域です。内灘町のこの取り組みは、被災者の孤立を防ぎ、地域社会の一体感を強めることでしょう。

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