ブログから始まったPR活動が2000万以上の露出につながった話。
弊社は4月から福島県内発のWebデザイナー養成スクール「ハタフルアカデミー」の運営を開始しました。
スクール運営は弊社の新規事業であり、僕も未経験の領域でした。コンテンツ制作から運営フローの策定など、やることは盛りだくさん! そして、プロモーション戦略と同じく重要視していたのがPR戦略でした。
これまでtoBの受託業務をメインとしていたので、自社のPR経験が少ない弊社でしたが、結果的に2月からPR活動して現在に至るまでで、
紙面32、Web13媒体に掲載されて広告費に換算すると2000万円以上の露出につながりました。
注意:ここでお話することの再現性についてはわかりません!
ただ、取り組んでみてわかりましたが広報は本当に大事…! なので、これから新規事業に取り組まれる方など、どうしてもプロモーションにばかり目がいきがちですが、PRも頑張ることをおすすめします。
我々の経験をお伝えすることで「うおお、PR大事だなぁ…!」って思ってもらえると嬉しいです。
PRやろうぜ!って思ったけど人が足りぬ
冒頭でもお伝えしたようにプロモーション戦略と同じく重要視していたPR戦略ですが、理由としては大きく2つありました。
・プロモーション一本足打法による枯渇
・Webデザイナーという職業自体がマイノリティすぎる
なにせ福島という地方ですから、プロモーションだけやり続けるとすぐに見込み顧客が枯渇することが想像できたのと、そもそもWebデザイナーという職業がマイノリティすぎるんです。
我々も県内の採用では苦戦する希少職種なので、一般の人からすれば出会うこともないですし、「なんとなくわかるようでイメージできない職業」だと思うので、福島の人にとってWebデザイナーという職種の認知度を高めたかったのです。
そんなこともあり、PRを中長期的に取り組むことを前提に事業をスタートしたわけですが、肝心のリソースがないわけです…。そりゃそうですよね。みんなコンテンツ制作や運営フローを決めながら、日々の対応をしているわけなので。
社長こそ情報発信するべき
そんな社内の状況ですから、まずは代表である僕自身が広報担当として、新規事業を立ち上げた背景や想いなどをnoteに綴ってSNSにシェアしてみました。
その結果、知人のライターさんの目に止まり、IT業界のメディアとしては老舗でもあるITmediaさんに企画を提案してくださったんです…(奇跡)
地元に帰り「女性の仕事の少なさに驚いた」──それでも仕事を諦めない人のための“養成スクール”が誕生した背景
無事に企画が通り、取材もみっちりしていただいて5月の上旬に掲載いただけました。この記事がさらに他の媒体に転載され、その一つでもあるNewsPicksでは、100以上のPicがされるほどの話題になってました。コメントも一つひとつ読ませていただいてポジティブな反応に大喜び。(Yahoo!ニュースにも転載されましたがお察し)
今回の件も踏まえて、改めて感じましたが、社長が一番熱量あるはずなので、それを文章にして自分のネットワーク(一番身近な人たち)に知ってもらうことが一番最初にやるべきPR活動だなと。
ちなみに、僕自身で言うと以前からちょこちょこブログを書いたり、社長の情報発信の重要性についてnoteにも綴っていますので参考までに。
参考記事:社長こそ文章を書くべき理由
割り切ってPR活動をアウトソース
とはいえ、僕だけでもリソースは足りません。そんな時期にフリーランスで活動するPRコンサルタントの方に出会いました。
最近福島にUターンしたということや同い年という共通点もあり、ハタフルアカデミーのPR活動を手伝ってもらうことにしました。専門分野は割り切ってプロに任せる派です。
もちろんメディアリレーションズをやってきているはずもないので、PR活動のための資産はゼロ。本当にイチからのスタートということで、事業の特徴や叶えたい世界などを一つひとつ聞いてもらい、外部のPRチームとして各メディアにアプローチしていただきました。
「自社のPRを外部に任せちゃっていいの?」と思われるかもいるかもしれません。僕も少し思ってました。
しかし、ちゃんとコミュニケーションをとってチームとして取り組めばアウトソースしても問題ありません。我々のような中小・零細企業が専任の広報担当を採用するのは難しいですし、外部のパートナーに協力してもらうことは、むしろ理にかなっていることなのかなと。
実際に5月以降から福島の地方紙を皮切りに毎週くらいの感覚でハタフルアカデミーの取り組みが掲載され、さらには共同通信を通じて全国20エリア以上に情報が届けられました。
そして、極めつけは新聞を見てくださった郡山市長がわざわざ弊社にお越し下さりました…!
市長にまで届くってPRすげーーーーって思いませんか?
PRによって得られたもの
PRに取り組んで、わずか数ヶ月で様々な媒体にとりあげられたうえに、市長が来社するとまでは誰も想像していませんでした。
PRによって県内はもちろん、日本全国にハタフルアカデミーを露出できたことや受講申し込みにつながったなどの成果はありますが、それ以上に信頼を得られたことが一番の成果だと考えています。
大手メディアをはじめ、地元のメディアからも注目されるというのは受講生をはじめ、今後受講を検討される方にとっても安心材料になりますし、スクールとしての資産にもなります。
それ以外にも提携のお話があったり、様々な出会いがあったりと一定の成果は出たと言えるのではないでしょうか。
はじめてPRに力をいれて、プロモーションとはまた違う広がりがあり「どっちも必要やな!」ということで、地方や中小企業にもっとPRの必要性が伝わればと思った次第でございます。
最後に、きっかけとなったライターの揚 唐子さん(これペンネームなの?ちなみに、僕が通ってた学校の元先生)には絶大なる感謝です。郡山に来た際には接待させていただきます。
PRをサポートしていただいてるaawlの草野さん。ファンキーな経歴を持つ不思議系女子ですが、丁寧に話を聞いてくれて色々と手伝ってくれます。地域のお仕事がしたいってよく言ってるので、PRや情報発信にお困りの方は草野さんに連絡してみてください。
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