誰の人生でも避けられないステージの変化を理解する① 〜神話の法則〜
物語には人を変える力があります。
映画、ドラマ、漫画、アニメ、小説など色々な媒体で私たちは物語を目にします。
今までまったく物語に触れたことがない人はいないのでないでしょうか。
その中のいくつかは、心を捉えて、時には魅了し、主人公と自分を重ね合わせたこともあると思います。
物語の主人公は、やるべき役割を与えられ、物語を通して成長します。
初めはどこにでもいる普通の人間が、様々な問題にぶつかり、内面の変化を経験しながら、自らを高め、新たな気づきを得て成長していきます。
物語の中で現れる敵は主人公にとって倒すべき相手。
その敵が強ければ強いほど、主人公はもがき苦しみ、今ある自分を捨てて新しいものを掴んでいきます。その過程は主人公が一回り人間として成長する過程です。
一方で、私たちの現実の世界ではどうでしょうか?
私たちのすべてに対して、物語の主人公と同じだけの大きな役割、例えば「世界を救う」というような役割が与えられることはほとんどありません。それでも日常生活でも、問題は起こります。仕事、お金、家族、パートナーシップ、その他の人間関係、健康など。
「なんでこんなことが起こるの?」「このタイミングでそれが起こる?」と驚くべきことが起きることがあります。
一見すると、「物語の世界」は、慣れ親しんだ現実とは全く関係のないもののように思えますが、現実世界では自分自身が、人生の物語の主人公になっています。このことを比喩だともあまり思っていません。一人ひとりは自分が望むようなストーリーを歩んでいるわけではないかもしれませんが、あるフレームワークからみると、なぜ問題が起きるのか、人生物語の脚本を理解できることがあります。
それは、「神話の法則」と呼ばれるものです。
(②に続きます。)
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