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タイに行ったらプラントベースが広まりまくっていた件

こんにちは!植物性卵を開発・販売するUMAMI UNITED 代表の山﨑です。

今回は先日行った「タイ出張」に関してです。

今から10数年前、小学校、中学校時代をタイで過ごした身としては、あまりの変化にただただ驚くばかり。今回感じた変化に関して、要点を絞ってお伝えします。


今回タイに行った理由

今回は2/1-2に開催された「2nd Sustainable Plant Based Protein & Fermentation Solutions ASIA」に併せてタイに行きました。平たく言うとプラントベースや発酵技術関連のフォーラムです。有難いことに、今回は聴講者ではなく、スピーカーとしてご招待いただき、「Plant- based egg with konjac & enzyme(プラントベース卵 蒟蒻と酵素)」というテーマでお話をさせて頂きました。

昨今の鳥インフルエンザの影響もあり、代替卵に対する期待値の高まりを感じました。フォーラムでは代替プロテインに関して、コスト、機能、栄養価、アレルゲンリスク、グローバルでの生産量等、様々な切り口で議論が繰り広げられていました。個人的に印象に残っているのはハイブリッド(動物性&植物性)タンパク質の提案に関する議論です。物議を醸すテーマではありますが、一つの選択肢として、今後議論が活発化していく印象を抱きました。

やっぱり物価が上がってた

フォーラム後、以前住んでいた地域に出掛けてみました。雑多な感じ、ボーっと歩いていると轢かれそうな感じは昔のままでしたが、物価の変化には驚きを隠せませんでした。

バイタクはギリギリを攻めてくるので冷や冷やしました

以前よく食べていた屋台のチャーハンですが、確か10年前は100円もしなかったと記憶しています。それが2023年現在では300円強に!それでも日本に比べたら安いですが、物価、貨幣価値共に上昇しているのは間違いなしでした。

80バーツは日本円で約310円程

ちなみにラーメン屋 Menshoのラーメン一杯は1200-1300円が平均値で、なかなかなお値段。しれっとヴィーガン坦々麺も売っていて併せてビックリな体験でした。(時間がなくて食べられなかったので次回は絶対トライしたい)

タコベル、サブウェイ、バーキンも!広がるプラントベースとその背景

今回バンコクの中心地プロンポンに宿泊していたのですが、Google Mapを開いてヴィーガンと検索するとご覧の通り。所狭しとヴィーガン対応店舗が並びます。

ホテルから徒歩圏内にこんなにも

一番人気そうなお店 VEGANERIEに行ってみました。Googleレビュー数は1,000超えのレートは4.5でした。

普通はタイ料理を食べるところですが、職業柄、卵を使いそうなメニューを選んでしまうのです....今回はヴィーガン対応のトムヤムクン?を後回しにしてしぶしぶカルボナーラを選択。お味は結構無難な感じ(笑)メインのカルボよりサイドで頼んだフリッターが美味でした。カリフラワーにチリソース風の組み合わせでしたが韓国チキンみたいな美味しさがあり、箸が進みました。

食事をした後はスーパーへ。トンロー J Avenue(懐かしい)にあるスーパーに行きましたが、ガッツリとヴィーガン対応食品コーナーが並びます。ビヨンド、CPをはじめ、著名ブランドの商品からタイのスタートアップ企業の商品まで、幅広く取り揃えていました。

Beyond、Quornは欧米ブランド
CPのMEAT ZEROやMORE MEATはタイ国内のブランド

たまたまヴィーガン 卵の商品を見つけてしまったので迷わず購入。日本へ持ち帰ってテストしてます(笑)

緑豆やエンドウ豆が主原料

その後、近くのレストランを物色してみましたが、驚いたのはここからです。完全にプラントベースオプションが溶け込んいました。ローカルのおしゃれカフェに加え、日本でも馴染みのあるタコベル、サブウェイ、バーガーキング等、グローバルチェーンでも普通に提供していたことに驚き。感覚としては日本でもヘルシーメニューをよく見かけると思いますが、あの感じに近しいです。ヘルシーオプションの位置付けで、ラフにプラントベースオプションを提供しているお店が多かった印象です。

スーパーの近くで見つけたレストラン
バーガーキング
サブウェイ
タコベル

現地の方になぜプラントベースが広がっているのか?ヒアリングをしてみた結果です。定量的なデータではなく定性的な情報のため、本当にあくまで参考まで。タイにはキンジェーという菜食週間があります。旧暦9/1〜の9日間、動物性食品、アルコール、五葷(にんにく・ネギ・にら・らっきょう・あさつき)の摂取を避け、身を清めるそうです。(詳しい情報はこちらのブログをご覧ください!)こうした背景から宗教・文化的に菜食の習慣、理解が進んでいるというのが一つの理由かもしれません。これに加えて、タイ バンコクは外資企業、観光客の誘致にも成功しており、多人種、多国籍への対応配慮からプラントベース対応が進んでいるのかもしれません。

いかがでしたでしょうか?今回の滞在期間は2日間と限られていたため断片的な情報となってしまいましたが、現在はアメリカ西海岸に来ており、1ヶ月程滞在する予定です。LAの食やビジネス事情についても発信していく予定ですので、ご興味を持って頂けましたら、是非ともフォローの程、宜しくお願い致します!


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