おはな

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調剤薬局でほのぼの勤務している薬剤師です 外来がん治療専門薬剤師としての活動や薬局薬剤師が役に立つ記事を作成していきます。 X(旧Twitter)もやってますので書いてほしい記事などあれば気軽にご意見ください('ω') @uma_pharma

マガジン

  • 面接記事まとめ

    がん認定試験だけでなく面接を行う上で重要な点をまとめています。 実際の問答や具体歴も込めて記載しますのでご参考ください。

  • おすすめ書籍紹介

    『がん勉強したいけどどの本を買えばいいの?』 『現場で使える本はどれ?』 そんな方の疑問解消になる記事をまとめました

  • 勉強方法・まとめ【外来がん治療認定薬剤師】

    勉強方法やAPACC取得時のノートまとめを載せていきます。 他にも勉強に関する効率的な時間の使い方なども記載しますので是非ご覧ください。

最近の記事

【有害事象】下痢評価ポイント

今回は下痢の評価ポイントについて記載いたします おすすめの書籍は今までと同じように以下に記載します。おすすめ書籍がなくてもわかりやすいようにまとめますが、より詳細を知りたい方は購入をご検討ください。 客観的評価(CTCAE) まずは下痢のGrade評価です。 例の如くCTCAE分類を以下に記載します。 記載の通り下痢の評価を行う際には人工肛門(ストマ)の使用有無が必須です。大腸がん術後症例では人工肛門使用患者が多いので評価する前には必ずストマ増設を行ったか確認しましょう

    • 【有害事象】便秘の評価ポイント

      有害事象評価シリーズ作成のきっかけ今まで症例作成の手伝いやがん治療事例に対するアプローチ方法のアドバイスを複数実施してきました。その中で特に質問いただいたのが有害事象評価やアプローチ方法がわからないという悩みです。 有害事象の評価方法がわからないと何が問題かわからないと介入するときに支持療法の提案なのか治療の減量・中止なのか判断することができません。 このような悩みを持つ人を一人でも解決し、多くの方ががん患者様へより良い介入ができるようにするため、本シリーズを開始することにし

      • 【個別指導対策】薬歴、その書き方で大丈夫?

        今回は薬歴の記載方法についてハイリスク算定(特定薬剤加算)をメインに記事を作成しました。ハイリスク薬の薬歴で何を書けばいいか悩んでいる方はぜひ最後まで読んでいってください。 時間のない人向けに 今回は今までと比べて記事が長くなっています。 最後まで読めないよって人向けに私が購入して参考になった書籍をまずは この書籍のいいところは全てのハイリスク分類について網羅しているところです。また、服薬指導時のポイントを記載されているので扱いに慣れていない薬剤について勉強したいときに

        • 【外来がん治療専門薬剤師】患者と医療の架け橋として

          今回は調剤薬局薬剤師である私が外来がん治療専門薬剤師としてどのような業務・外部活動を行っているか記載していきます。 これから資格取得にむけて頑張っている方のモチベーションアップにつながればうれしいです! 外来がん治療専門薬剤師(BPACC)としての活動内容 私がBPACCとして行っている活動は主に以下のとおりです ①門前病院との医師、薬剤師、看護師とのミーティング ②社内講演活動 ③社外(学術大会、メーカー主催)での講演活動 ④リクルーター活動 以上の4点について内容をま

        【有害事象】下痢評価ポイント

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        記事

          薬歴の記載方法

          今回は趣旨をかえて薬歴の書き方について記載します。 もちろんがん治療に関する内容にも関連する内容についても記載していきますので是非ごいちどくください。 そもそも薬歴とはなに? あくまで私個人の考えになりますが、 『薬歴とは患者のこれまでの治療歴が書いてある歴史書』 だと考えています。国がいう通り、薬歴とは医師から見たら「カルテ」と同じ扱いになります。病院薬剤師先生はご存じかと思いますがカルテには関係者や緊急時の連絡先、今までの治療内容は記載されています。 薬局でも薬歴はカ

          薬歴の記載方法

          資格取得の面談で気を付けること

          皆さんご存じのとおり、薬剤師は専門資格を取得するために面談が設けられていることがあります。 今後面談試験を控えている方向けに今回は私が受験したがん認定資格の重要ポイントを独断と偏見交じりで記載します ズバリ!抑えておくべきことはこの3点!! 独断と偏見で絶対に抑えておくべきポイントを3つに絞りました! ①症例として矛盾はないんか!? ②介入があればその根拠はなんぞや? ③その後患者はどうなったの?? ①症例として矛盾していないんか!? これ、めっちゃ重要です。 「大腸

          資格取得の面談で気を付けること

          【治療評価】がん剤治療における評価3選

          昨日後輩薬剤師に 「薬歴のアセスメントに書いてあるFOLFOX+BEV療法SDって何ですか?」 って聞かれ、「洒落にならんぞ薬局薬剤師!」と思ったので 薬局薬剤師も知っておいたほうが良い評価3点を独断と偏見の基、 簡単にまとめてみました。 (CTCAE分類も入れたいのですがそれをやるとボミューミーすぎるので割愛) 私が思う薬局薬剤師でも知っておくべき評価項目は以下の3点です。 ・Perfomance Status(PS) ・RECIST分類 ・有効性評価(OS、PFSとか

          【治療評価】がん剤治療における評価3選

          【超おすすめ】がん必須ポイント第5版

          お久しぶりです! 色々ありましたがやっと余裕ができましたので久々の投稿です('◇')ゞ 今回はAPACC/BPACC試験も近づいてきたのでお勧めの書籍を1つ紹介したいと思います。 『来年に向けて何か読んでおきたい』 『試験間近になったけども知識の確認がしたい』 そんな方にお勧めの書籍ですので是非よんでいってくださいm(__)m 今回は今年9月に改訂されたがん治療に関わる方必携ともいえる 『がん必須ポイント第5版』の紹介です!! 実際にがん認定資格を取得した先生方の多くがお勧

          【超おすすめ】がん必須ポイント第5版

          JASPO参考書籍の紹介

          今回は外来がん治療認定薬剤師(APACC)を目指す人のためにJASPOが推奨する参考書籍についてまとめました。 私は実際に参考図書を使用し、無事に初受験で試験に合格しました。 APACC、BPACCをめざす人は是非1冊は購入してみてください。 記載順はAPACC試験対策として使用する場合のお勧め順で記載してます。 何を使用するか迷っている人は上から順に検討してください。 臨床腫瘍薬学 カバー範囲:★★★★☆ 読みやすさ:★★★☆☆ 持ち運びやすさ:★☆☆☆☆ APAC

          JASPO参考書籍の紹介

          分子標的薬の一般的な命名法と特徴

          今回は分子標的薬の一般的な命名法をまとめておきます。 (本音を言うと私が完全に忘れてたので見直しのために作成しました…) 分子標的薬の一般的な命名法 語尾の名前の付け方が… ~ib:阻害薬 ~mab:モノクローナル抗体 1.~mo+mab:マウス抗体 2.~xi+mab:キメラ抗体 3.~zu+mab:ヒト化抗体 4.~u+mab:完全ヒト抗体 『~ib』の薬はクリゾチニブ、アファチニブなどが該当します。 モノクローナル抗体と比較すると小分子化合物で

          分子標的薬の一般的な命名法と特徴

          【悩んだらこれ!】がん副作用書籍3選

          はじめまして、薬局薬剤師のおはなです。 今回は外来がん治療認定薬剤師(APACC)試験対策で役に立った本を紹介します。 『なにか有害事象対策の本が欲しい』 『現場で支持療法提案で悩んでいる』 などお困りの方は是非ご一読ください。 特に「がん薬物療法の支持療法マニュアル」は日本臨床腫瘍薬学会(JASPO)が主催する病院研修で何度も使用しました。 JASPOの先生が監修する本なのでAPACCおよび外来がん治療専門薬剤師(BPACC)を目指す先生は是非手に取ってください! オス

          【悩んだらこれ!】がん副作用書籍3選

          外来がん治療認定薬剤師(APACC)の勉強方法

          薬局薬剤師のおはなです。本記事は薬局薬剤師の私がどのようにしてAPACC試験を1度で合格し、A資格取得できたのかの要点を記載しました。 閲覧いただいている方の多くは業務と勉強を並行して行うので時間が足りない、認定資格取得のためにどう勉強したらいいのか不安といった悩みを抱えているのではないでしょうか。本記事はこのような皆さんの悩みを解消するための一助になればと思い作成しました。 最後までお読みいただくことで皆さんの不安を解消できるよう順序だてて記載しました。不安を少しでも減らし

          外来がん治療認定薬剤師(APACC)の勉強方法

          【最新版】大腸がん問題集

          ※2023/12/25改定: 資料を最新内容に改訂いたしました。 こんにちは、調剤薬局勤務しているおはなです。 今回はがん認定資格を取得される方のために大腸がんに絞って問題集を作ってみました。 記事内容問題集説明 参考問題(問題集より) 解答解説について 販売価格について 最後に 問題集説明 問題は全て大腸がんに関する内容で構成されており、 問題数は全55問(内、症例問題4問)です。 認定試験と似せて、5つの選択肢うちから適したものを選ぶ選択問題です。 内容

          有料
          300

          【最新版】大腸がん問題集

          【面接】がん治療認定薬剤師(APACC)面接内容【試験対策】

          私やほかの受験者が面接した際の内容について簡単にまとめていきます。 最後に要約を用意してますので時間のない方はそちらをご覧ください。 まず結論 まずは結論5つを記載します。 ・面接官は薬剤師と医師の2名 ・面接時間は長くても20分くらい ・質問は『介入した根拠+普段業務内容』についてが多い ・回答はエビデンスに基づいて実施 ・不安であれば学会が監修する書籍を購入。 端的に言ってしまえば上記事項を覚えて対策をとればほぼほぼ合格すると思います。このように考える根拠や試験概

          【面接】がん治療認定薬剤師(APACC)面接内容【試験対策】

          薬局薬剤師 奮闘記

          はじめまして 調剤薬局で勤務しています5年目薬剤師のおはなと言います! いままで勉強していた記録はワードやルーズリーフにまとめて保管していたのですが、保管が大変になってきたので今後はデータとして残そうと思い、Noteで記事を作成することにしました。 ほかにも、勉強に困っている薬剤師さんや薬学部学生さんが目にしたときに 「こんな勉強している人がいるんだ」 「調剤薬局ではこんな経験ができるのか」 と興味を持ってもらえたらうれしいなーっと思っています。 ブログ等文書を作成した

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