じゃあ会社ってどう辞めたらいいの?
きょうヤフーニュースを見てたらこんな記事が取り上げられていた。
急増する「退職代行サービス」。料金や“引き継ぎレス”問題を叩く前に考えたいこと
退職代行サービスとは、この記事にも書いてあるとおり「退職を希望する人が3~5万円程度の費用を支払うことで、会社への退職の申し出を代行してもらうサービス」のことだ。
記事の内容を要約すると、急に引き継ぎナシで人が辞めることで確かに職場は混乱するが、それを責めても仕方がない。転職が当たり前になってきた時代に合わせた職場づくりが必要であるという感じだろうか。
私はこの退職代行サービスについては、今の会社の体制だと必要だと感じてる。
なぜなら、辞めたいと思った時に会社を辞めることはかなり難しいからだ。
私の話になるが、私は新卒で入った会社を1年未満で辞めている。
入社して3、4か月目に体調を崩して数週間ほど休み復職したが、その数か月後にまた体調を崩して結局そのまま会社を辞めることになった。
いま思い返せばなんであんなことで…と思う。
ブラック企業まではいかなかったし、アパレルの会社のわりには給料は悪くなったと思う。
だけど、当時の自分にはものすごく人間関係がキツかったし毎日がとにかくしんどかった。仕事が楽しいと思えない自分がツラかった。
入社して2か月くらいで、この職場合わないなーと感じた時、指導役の先輩に辞めることを相談した。
いつか辞めると思ってるなら早く辞めてしまいたいと思ったからだ。
ただ、2か月ということもあったし先輩も「辞めたいなんてこの時期はみんなそう思う。もう少し考えてほしい」と言われた。
確かにそうだなーと思ったが、そこで自分の悩みを上手く解消できなかった。モヤモヤしたまま働き、結局は1年も勤務できず辞めることになった。
辞めることを伝えても会社に「人がいないから」とか「次の人を探すまで…」など言われて半年以上辞めるのにかかったという話を聞いたことがある。
実際、辞めたいと話しても引き止められる。給与面で交渉があればわかるが、感情論で引き止められたりしたら、もっと精神的につらいんじゃないだろうか。
会社の立場になれば、辞めたがってる人を引き止めるのは当然のことだ。人を雇うことは投資なわけだし、記事にもあったように日本ではまだ終身雇用的なマインドで働くことを期待されてるように感じる。
会社を辞めることも、転職することも何も悪くないことだ。
だけど、一度入りたいと思って会社を円満に辞められないのはすこし悲しいことだ。
嘘をついたり、体調を崩して働けなくなるのも悲しいことだ。
辞めたい時に辞められるのは大事だし、そうじゃなければどうやって辞めらたらいいんだろう?
退職代行サービスを使ってしまう人の気持ち、私にはわかる。
これからの会社は、会社としての人材育成だけじゃなくて、社会全体とかもっと大きい視点を持って人を育てていく必要があると思う。
一人ひとりが会社に対して何を求めるか。人生単位でどんなキャリアデザインをしていきたいか。社会においてどんな貢献をしていきたいか。
それを考えることも必要なのではないでしょうか。
たとえば、将来的にはこんなことをしてみたい!と、いま働いてる仕事と関係ないことを上司に語ってもいいんじゃないか。
辞めた後も仕事で関係を続けることもできるかもしれない。
多様な働き方が認められれば、もっと流動的に働く人が増えると思う。
会社に頼らずにより主体的に『働く』ということを意識していくことがいま求められてる。
私自身も短期的な目標だけじゃなくて、もっと先のことも考えていまからできることをコツコツと積み重ねていかねば!!
eri
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