パンダが天鳳位になる日⑤特上沼ズブ編
♪通りゃんせ 通りゃんせ
ここはどこの 細道じゃ
天鳳さまの 細道じゃ
ちっと通して 下しゃんせ
御用のないもの 通しゃせぬ
この子の七段の お祝いに
ポイント納めに まいります
行きはよいよい 帰りはこわい
こわいながらも
通りゃんせ 通りゃんせ
鳳凰卓から落とされた僕は5か月かけて再び七段へ昇段。しかし僅か2週間も持たずにまたしても特上卓へ落とされた。鳳凰卓の怪物退治失敗である。やつらにポイントを食い散らかされるだけで終わってしまった。クソがッ!!
おっと…いけませんね。取り乱してしまいました。ほら、かわいいパンダですよ。
さて。二度も鳳凰卓からの転落を経験したウルトラ立直にここである気持ちが芽生えます。
「特上卓を打つのがめんどくさい…」
お分かりいただけただろうか。
完全にマンガによく出てくる慢心キャラである。
なんだったら場合によってはモブである。
そもそも実力が足りていないせいで鳳凰卓から落とされているのに、こんな気持ちで打っていて結果がついてくるわけがありません。
2011年12月18日。 4642戦目。 特上卓で五段に降段。
片足が沼にハマりました。
ちなみに2011年というのは
天鳳四人打ち初の天鳳位「ASAPIN」
二人目の天鳳位「(≧▽≦)」
そして三人目の天鳳位「独歩」
が誕生した年でもあります。
ASAPINさんは最も有名な天鳳プレイヤーであり、現在はAbemaTVで放送される麻雀プロリーグ「Mリーグ」のU-NEXT PIRATES「朝倉康心」として熱い戦いを繰り広げていらっしゃいます。https://m-league.jp/
この頃はまだTwitterもやっておらず「天鳳位」という存在について僕はよく知りませんでした。
片足ハマってる沼の事で精一杯です。
そして2012年1月7日。
ウルトラ立直 4324戦目。「四段」へ降段。
はい
両足が沼にハマりました。
この頃、自分が今までやっていた「東南戦」ではなくショートゲームの「東風戦」に取り組み始めたことで展開の速さ、時間制限の短さについていけず、ついに特上卓ぎりぎり崖っぷちの四段まで降段してしまいます。
あと、四人打ちの合間にやっていた三人打ちが鳳凰卓に行ってこっちでもボコられます。
はあ…。
このまま沼にハマっているわけにはいかない。でもここで東風戦から逃げるのではなく、東風戦だけで七段まで登ることができれば。次に鳳凰卓で戦うとき終盤の条件判断の糧になるはず。そう、全てはあの怪物達と渡り合うため。
ここまで落とされてしまっては慢心している余裕などなく、ただひたすら一戦一戦、東風での対局を繰り返していくパンダ。
そして
四段に降段してから9か月。
2012年10月12日。6368戦目。ウルトラ立直 三度目の七段昇段。
東風戦だけで七段まで昇段できた事実は、後に鳳凰卓で戦っていく際に心の支えになりました。
そしてついに三度目の鳳凰卓、三度目の正直。
「第十天鳳位ウルトラ立直」誕生までの最後の鳳凰卓。
天鳳鳳凰卓・東南6000戦の第一歩を踏み出すのです。
”怪物と戦うものは、その過程で自分自身も怪物にならぬよう用心しなければならない”
次回→パンダが天鳳位になる日⑥九段という称号編
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