マネジメントも”want to”で!
こんにちは、ULTRA GOALのプロフェッショナルコーチの堀です。
僕は、他にもマーケティングPMOを実行する”SAKUSEN TOKYO”という会社も経営しており、マーケティング関連業務(CXやDX、ブランディング、商品開発などなど)のプロジェクトマネジメントをメインの仕事にしています。基本2人〜3人の単位で外部PMOとして参画する業務が多いので、プロジェクト自体をクライアントサイドも交えて複数人で回すイメージですね。
で、このプロジェクトマネジメントの”マネジメント方法”を思いっきり変えてみました。これは社内チームもそうなんですけど、クライアントサイドに対しても変えちゃったんですね。
とにかくwant toを可視化して、プロジェクトに臨む。これだけですw
理由は単純でして。want toで話し合うと本音が出やすいので、お互いのエンゲージメントも構築しやすいですし、プロジェクトゴールへのエフィカシーもチーム全体で高まりやすいからです。コーチングを通して、want toの本音パワーを知ってしまった僕は、マネジメント方法を完全に切り替えました。
どんなプロジェクトでもそうなんですけど、大体、こんな会話で始まること多くないですか?
このプロジェクトを、「どう進めるべきか?」「目的を何にすべきか?」「KPIをどうするべきか?」などなど、”べき論”ってやつですね。特にクライアントワークだと、クライアントの満足度をきちんと向上させるために納品物やコンサルそのものの品質にコミットしないといけないので、”べき論”で話されることが多いと思います。
ただこの”べき論”って、速攻でhave toとリンクすることが多い。つまり、品質保証のために”やらなければならないこと”で塗れてしまい、結果的に仕事がTASK化し、エフィカシーも下ってしまうという負のスパイラルに陥りやすいわけですね。なんか、納品をするために、仕事をし続けている感じ。”終わらない仕事はないから、頑張ろう”みたいな励ましの言葉が飛び交う謎のTASK遂行集団になってしまう可能性がとても高いw
なので、僕はこれを一切やめました。メンバーやクライアントに対しても、常に「どうしたい?」「何をしたい?」「どんなことをやってみたい?」「KPIは何にしたい?」「堀に対してどう動いてほしい?」とすべてをwant toでマネジメントするように切り替えました。
僕はもともと命令形の「これやっとけ」マネジメントタイプだったので、はじめはチームメンバーもクライアントも面食らったようでして。
「えっ?何?よくわからない。そもそも、仕事だから、”したい?”って聞かれても。。」と思っていたようですが。このwant toを聞き出すマネジメントをしつこく続けていたら、特に部下たちが勝手に走るようになりました。(もちろん違う方向に行きそうなら修正はしますが)。
「このプロジェクトでやりたいことはこれ、学びたいことはこれ、堀さんにやってほしいことはこれ」とやりたいことをきちんと可視化して進むことで、プロジェクトが①明るく②前向きに進むことがとても多くなってきたのが事実です。あと、その本人がエフィカシー(謎の自信)が高い状態なので、クライアントのエフィカシーも上がることがわかってきました。結果的に「堀さんここは私はこうやりたいので、任せてください」みたいに言われることも増えてきました。そして圧倒的になんですけど、納品の品質が向上しました。まぁ考えてみれば当たり前で「やりたいこと」をやっている。つまり楽しみながら仕事をしているわけで、アウトプットの質も大きく変わります。
want toだけでプロジェクトに臨む。これはものすごく効果的です。自分の体験談としても、want toが明確化されてから、仕事も趣味もいろんなことが楽しくなったので。
have toは何も生み出しません。仕事は終わるかもしれないけど。仕事とは価値の創造なので、have toにとらわれている時点でただのTASKです。ぜひ、”want toプロジェクトマネジメント”お試しくださいませ。
僕は「で、クライアントさん、本当のところ何がやりたいんですか?それ答えられないようじゃ、このプロジェクトうまくいくわけ無いです。やめたほうが良いですよ。」って言っちゃったりしてますw