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シニアの海外留学の、その次

ぎゅうちゃんの1年間のSloan留学が終わり、彼の同期メンバーの次の一歩が決まりつつある。

修了後は帰国する人が多い

元の職場に戻る企業派遣は別として、全体的には自腹できている人が多いなか、去年の夏に話を聞いた時にはその多くがロンドンに残りたいという希望をもっていた。が、実際に残る人は実は少ない。

みんな祖国ではそれなりに職歴や実績を積んできた顔ぶれなのだが、限られたハイエンドな就業機会には英国人の優秀な人も群がるので、企業からしたら追加でビザのスポンサーシップをしなければならない外国人は割高で、採用するのは、よっぽどなのだ。

LBSに限らず、学校が謳う「卒業生の平均年収」のような数字をベンチマークにしていると、数百社受けてもオファーが出ないというケースもよく聞く。(初めて聞いた時はそれは動き方に問題があるのではと思ったのだが、個別に3件その手の体験談を聞いたので、そういうのもありらしい…)

そもそもジュニアなポジションにはオーバー・スペックで取りにくいのが、E-MBA留学生だ。最初からビザ付きの仕事を得られる幸運な人はほんのひと握り。祖国に帰れば即CXOにヘッドハンティングされるような人でも、現地で卒業後すぐにいけてる仕事が見つかると思ってはだめなのだ。

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40代半ばで夫婦はじめての海外暮らし。旦那は一年の私費留学を終え、現地で仕事開始。7歳と4歳で渡英した子供二人はバイリンガルになれるかな?表では書けないニッチな話や個人的な考えも盛り込みつつ、ワンコインで月に20本前後をお届けします。購読中はマガジン内の過去記事(200本以上)もすべて読み放題です。

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さまざまな調査で世界都市総合ランキング1位に輝くロンドン(2023年)。広い公園、無料の博物館、毎夜くりひろげられるウエストエンドのショー…

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