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プロマネに役立つこんなゲームがあったとは!?

全国のマネージャー、管理職の皆様こんにちは。
管理職系だと約10何年目のうきょうです。

事件です。

今や伝説となっている恋愛シミュレーションゲームの元祖「ときめきメモリアル」(初代:以下ときメモ)をご存知ですか? 名前だけならなんとなく聞いたことがあるのかもしれません。

そうです、あれです。

伝説の木の下で意中の女の子から告白されるために、イけてないメンズが高校3年間を通して自己成長する恋愛ゲームです。

ちょっと機会があってプレイをしなおしていました。すると!

このゲーム、プロジェクトマネージャー(PM)、管理者(PMO)などの方にはぜひプレイして欲しい要素がたくさん詰まった教材だと気づいたのでご紹介したいと思います。

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これは、「この木なんの木、気になる木」。本作は、高校1年性の主人公が、いろいろな女の子ときゃっきゃうふふをしながら、卒業式の日に、伝説の木の下で目標の女の子から告白されるのが本作のゴール。適当にプレイすると赤い髪の女の子から高確率で告白されるストイックなゲームである。

プレイするにはハードウェアを選びますので、それがネックですけども、最近発売されたPCエンジンミニとか、PSアーカイブスで遊べます。

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初作は1994年にPCエンジンで発売された。その後いろいろな機種で発売されたが、爆発ヒットしたのがPS1の時代。普及台数のハードと共にソフトも馬鹿売れ。恋愛シミュレーションゲームの金字塔と呼ばれた。

それはさておき、久しぶりにこのゲームをやってみたら、おどろき桃の木(昭和)。プロマネ志望者がやるべき教材なのでは?と思い、記事にしてみました。

今回は、プロマネ系人材が、「ときメモ」をプレイする具体的なメリットとして下記の要素があります。

✅1.ストイックな管理訓練
2.誘惑を断るメンタル強化訓練
3.360度評価を恐れない訓練

簡単に解説をしていきます。


1.ストイックなスケジュール管理

このゲームのすごいところは、とにかく主人公(藤崎詩織)とのエンディング(=この 記事では目標達成のためのゴールと定義します)を迎えるプレイを心がけます。

そうすると、スーパーストイックなスケジュール管理能力が常に求められることになります

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主人公の各種ステータス=プロジェクトのKPIとなる。3年間の1日1日を大切に過ごし、各種指標を高水準まで持っていくことがゴールを迎えるためのバロメータになる。さしずめ開発で例えると工数管理のpointというところでしょうか。

●スケジュール管理を怠ると目標達成不可

スケジュール管理、いわゆる毎日何をするべきか?を選択して1日1日を過ごしていくわけですが、この配分を間違えると100%目標達成が不可能になります。

目標はメインヒロインの藤崎詩織だが、ED条件がとてつもなく高いため、3年間の自由行動を効率よく配分して回さないといけないからです。つまり無駄はなし。

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ツンデレという言葉が当時はなかったが、こいつはとんでもないツンデレである。そしてハードルが高すぎる。

さらに、ステータスにばかり気を取られてしまうと、いろいろな女の子との関係性がぎくしゃくして、信頼度を損なうという爆弾ギミックまでついており、これはまさに恋愛シミュレーションといいつつも、プロジェクトマネジメントゲームなのでは?というぐらいに秀逸な要素がてんこ盛りなわけであります。

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高いハードルを日々追い求めすぎていると、周囲の女の子のちょっとした優しに甘えてしまいたくなるが、目標達成のためには心を鬼にしなくてはならない。しかし髪型も髪色も異常なほど個性的だよなぁ。金子一馬さんでもこんな悪魔のデザインはないよ。


✅2.誘惑を断るメンタル訓練

ゴールに向かって意識高くスケジュールを回すと、高水準のステータスに仕上がってきます。そうすると、目の前にはやたらめったらといろいろな人が近寄って勧誘してきます。

本作もしかりで、やたらとモテまくってきます

そうすると、自然に勧誘と誘惑が多くなってくるわけですが、それを断固たる決意のためにお断りをしていかないといけないわけです。

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高水準のステータスになってくると、いろいろな女の子とのエンカウントも増え、声を勝手にかけられることになる。しかしながら、主人公とのクリア(目標達成)のためには、一部のタスク(一緒に下校やイベントの参加)を損切りする必要性があるのだ。

心理的折衝を恐れて断ることができないのであれば、たちまちあなたは目標達成できずに流されてしまうことだろう。

そんな心の鍛錬もできる作品である。



✅3.360度評価を恐れない訓練

本作に登場する関係者たち(女の子たち)は、すぐに機嫌を損ねてしまう。中でも目標の主人公は機嫌を損ねるスピードも早い。

よって他の関係者(女の子のイベント)との関係性構築に勤しんでいるとすぐさま不安分子(ボンバーガール)と化する。

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これがときメモの360度評価である。爆弾がある=不安分子となり、爆発すると全ての関係者(女の子)に影響を与えてしまう。

だからと言って八方美人に終始すれば目標達成にたどり着けない可能性に直結する点がなんともリアルなところである。あくまでも目標達成のための通過点として割り切った対応も時には必要だということを思い知らせてくれる。

●各スタッフとのコミュニケーションを放置してはならない
ちなみに本作における爆弾マークは、機嫌を損ねてしまった対象キャラクターに点灯し、放置しておくと爆発する。

特定の人と仲良くするだけでも嫉妬や不満が蓄積されてこのマークが点灯することもある。すると、当人の信頼度だけではなく、それが周囲にも爆散して信頼度を全体的に下げてしまうことになる。

これはリアルの現場でもよく起こる事象なだけに、常にそのケアには注意が必要である。しかしリアルな現場では爆弾マークは点灯しないので、放置しておくと大変なことになっていることもあるので、そちらも要注意。

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爆弾が爆発すると噂が流れ、信頼度を全体的に落とす。こうなるとリカバリーがめちゃくちゃ大変になるだけでなく、今までの苦労も泡になることも。現実世界でもこうならないように気をつけたおきたい。

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いやー、現実でこんなこと言われたら倒れますね。


まとめ.現実とゲームのはざまで

半分ネタみたいな内容でしたが、実際にストイックな管理ゲームは世の中にたくさんあります。

それにはいくつかのルールが存在しており、その制約の中で何を最大化するのか、何が一番重要なのかという点はゲームもリアルも実は一緒だったりします。

プロジェクトマネジメントとは複雑怪奇な連続であり、希望のカレンダー通りにことが進むことはほぼありません。

しかしながら、時間という概念だけは変わらずに経過するため、私たちは日々を大切にしながら、またイレギュラーにどう対応するのかという選択と決断を繰り返して行っています。

今回はたかがゲームだとは言えども、調査、トライ、結果、修正、再度トライというサイクルをひたすら無心で取り組めるという点で、管理業務という要素を楽しく実感しながら楽しめるという点で主観ではありますが紹介させていただきました。

まぁそれをあげれば三国志とか信長の野望とかもいろいろと勉強に活かせるところは多々あるのですが、せっかくなので恋愛シミュレーションを題材にして取り上げてみた感じでした。

興味があれば、ぜひ1作目をプレイしてみて欲しいですし、1994年に生み出された完成されたゲームシステムを未経験の方は体験してみてほしいと思って書いてみました。

ちなみにですが音楽はさすがコナミ という感じでどれも秀逸です。歌もたくさんありますけど、それはちょっと。。。w

PS
初見プレイしたときは伊集院が出てきました。やることは3年間の高校生活のうち、電話を70回以上かけるというクレイジーな攻略法。私も、毎週日曜日や祝日に嫌がらせのように伊集院家に電話をしまくるということだけを3年間押し通したらゴールしましたw

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最初ただの嫌みキャラかと思ってましたけど、んなわけねーだろと思ってたら案の定でした。

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にしても面白いゲームつくるなぁとしみじみ思いましたね。


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