見出し画像

《転職》希望年収を伝えたら落とされたは本当か? 採用返事は長く待たなくてよい

転職時に年収の伝え方というコラムを読んでいたんだけど、「こんな希望年収の伝え方はダメだ!」っていうような項目があった。

これに関しては若干違和感を感じたが、これはケースバイケースだと感じたので少し整理してみた。

下記は実際に私が体験した事、採用する人の話をかなりざっくりとまとめて分類分けしてお話したいと思います。なお、この記事の事例は中途採用のケースに限定されます。

ケース1:
転職希望者の採用をどうしてもしたい場合

(転職したい人)A > B(採用側)
(条件が合えば)A > B(ぜひ来てほしい!)

上記では、転職希望者のスキルや実績が申し分なく、採用側がどうしても欲しいという場合の事例です。

この場合、転職希望側はある程度何を伝えてもいいでしょう。ケース1の事例の場合は、そのポジションの人が不足している場合であり、かつ優秀なマネージャークラスの採用例が多いです。

年収に関して高く提示しすぎた場合でも、採用側は自社でできる範囲内の上限値を提示してきますので、それでどうするかは転職希望側が決めればいいだけの話です。

基本的に人事が提示できる金額の上限値は会社によって決まっていることが多いため、極端な年収を提示をしても面談時点で決定権が与えられていることはほとんどないことが多いです。

ケース2:
転職希望者のスキルを、採用側は採れたらいいかもなぁというレベルの場合

(転職したい人)A < B(採用側)
(条件が合うといいなぁ)A < B(こういう人いたらいいな。でも他に条件いい人がいるかもなぁ)

ケース2では、採用側は打倒な金額と打倒なスキルセットを持っていることがある。けれども、相対的に比較、検討して、適性な人がいたら採用したいという採用側の選択権が多くなる事例です。

この場合は、採用側が提示する条件からはずれた際に選考から弾かれる可能性があるだけでなく、似たようなスキル、年収と比較検討をして決定されるケースが多いです。

このポジションでの採用例に入ってしまった場合は、最低限のスキルセットや即戦力でハマる場所があること。さらには年収等に関しても自社内での適正値であるかどうかも採用基準の1つになることがあります。

スキル、人柄、金額だけで判断なんて、なんともいたたまれないですね。

面談時の発言に関してはもちろん自由ですが、相対的に比較して決められることが多いという点で、自分の意思や意図と異なる部分で採用基準が決められることがあることも見逃せないということです。

つまり、どんなに努力をしても運の要素もかなり多く絡むということです。(まぁ一般市場転職自体が運要素、とても強いですが)


破格のマネージャーがいた話

実際、私が採用したときの事例でデザイナーを採用したケースです。ある中小企業のクラウドワーク会社のデザインマネージャーをしていた人がいたのですが、相当優秀であるにもかかわらず、「え?時給1000円ぐらいですか?」みたいな事例がありました。

しかし当人が提示した金額は新卒以下の金額で、「あ、いや、あなたならこれぐらいはもらって当然なので、これぐらいでどうですか?」と提示して即採用させていただきました。

実際にこういうこと、よくあります。


ケース3:
転職希望者のスキルが論外の場合

(転職したい人)A <<<< B(採用側)
(行きたい)A <<< B(いや、いいっす!)

残念ながら、欲しい人材ではない場合がマッチングする事例です。本来ならば書類選考で落とされるのですが、書類上では完璧な職歴が作られてしまったがゆえに面談まで行ってしまう事例です。

この場合、当日行う診断テストや、事前のマッチングインタビュー時に齟齬が発覚する場合です。そのまま人事面談までセットされていた場合、このケースがたまに起きてしまいます。

一言で言えば、欲しいスキル要件を一切満たしていない場合です。この場合はどう考えても中途採用の可能性はありません。


転職時の給与提示のポイント

基本的に一般ルートでの転職時における給与提示のポイントは大きく3つ。

・業界水準
・転職先の水準
・過去の水準

これらを大きく離れることなく、かつ成長を目標にして上下10%の範囲内で提示することが打倒な価格だとは言われています。

ただ、給与アップを目指したい場合の転職であれば、きちんと給与が上がることを提示した上で自己PRをしっかりする必要はあります。


イレギュラーパターン

ゲーム業界ではほぼありえませんが、成果報酬での提示が可能なところも一般的には存在します。売れた分の何%といった感じの提示です。


まとめ

一般転職をする際は給与の提示は、

・業界水準
・転職先の水準
・過去の水準

を参考にするのがいいかもしれない(100%とは言い切れないですが)。

ケース2にハマりそうな場合は事前にいつまでに決まりますか?ということだけは確認した方がいいです。そうしないと、ダメだった場合に次に動けないからです。

たまに、だらだらと返答が来ない場合や、放置されている場合があります。基本的には無駄に待つのは得策ではありません。

どんどん次を探しましょう。

一般転職をされない場合は、リファラル(紹介)での採用を狙いましょう。


《採用側視点》のマガジンはこちら
https://note.com/ukyousan/m/m1cb9f256c26a

《転職側視点》のマガジンはこちら
https://note.com/ukyousan/m/m062e3713c6ff

【執筆者:うきょう】
自立を目指す方へのビジネス全般をサポート。
経営者・事業者、プレイングオーナー向けに売上コミットをサポートする社外プロデューサー&ディレクター|PlayLife代表|売上向上講座を毎週開催|ゲームプロデューサー21年。日中台韓で50作品以上リリース、Han Game売上No1実績|Softbank〜LINE出身|代表作:チョコットランド、アトリエオンライン
PR&マーケティング実績:2019年、2020年 クライアントの教育サービスにて e-larning Award 2年連続受賞
Twitter DM( https://twitter.com/ukyoP_san
または yasutaka.ikeda@playlife.jp まで
お問い合わせください。

▼公式LINE
マーケティング、採用、組織化、ビジネスモデル、集客などについて配信しています。(登録特典:50日で5000フォロワー増やしたTwitter戦略)
https://lin.ee/eEYRERB



いただいたサポート費は還元できるように使わせていただきます! 引き続き読んでいただけるような記事を書いていきたいと思います。