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オートロックをスルー出来るAmazonの「置き配」

今回はこちらの記事について書いていきたいと思います。

テーマは「Amazonと置き配」です。
置き配は、言葉の通りで、配達物を玄関や指定の場所に置くサービスです。

・置き配のメリット・デメリット

先に置き配のメリットとデメリットをここで載せていきます。

メリット
(利用者)家にいなくても荷物を置いておいてもらえる
     (コロナ禍で)非接触で受け取れる
(宅配業者)再配送する可能性がなくなり、手間が減る

デメリット
(利用者)盗難の可能性がある

メリットは利用者にとっても、宅配業者にとっても大きなものでしょう。
一方で、盗難というデメリットを避けたいけれど荷物を早く受け取りたい利用者のために、事前に利用者の荷物がどのあたりに来ているのかを知らせてくれるサービスが生まれたりもしています。

・オートロックされているマンション数

こちらの記事にあるように、2018年度の調査では共同住宅のオートロック普及率は38.5%となっています。
都道府県別にみてみると、人口の多い都市部で普及率が高い印象です。

総務省が出している「平成30年 住宅・土地統計調査」によると共同住宅総数は475万戸で、38.5%は約183万戸になります。
もし、Amazonの置き配がオートロックを全てパス出来るようになれば、183万戸のに住んでいる人々が置き配を選択肢として選べるようになるといえるでしょう。

・Amazonの貨物割合

日本での2018年度での宅配便取扱個数は、約43億個です。
そのうち、Amazonの荷物は、確実でなくて申し訳ありませんが、約5億個とされています。

単純計算で日本全体の11.6%がAmazonの荷物であり、宅配業者の人にとっては11.6%の全ての荷物が置き配可能になることを示唆しているのです。
「全ての」としたのは、現在既に置き配可能になっている荷物もあるため、このように表記しました。

・どのくらい物流業者の負担を減らせそう?

以下のものは全て推定です。
1つの共同住宅に住んでいる人を30人としたとき、183万戸×10=1830万人になります。

また、日本の人口を1億2000万人としたとき、一人当たりの荷物注文数は43億÷1億2000万人=約36個。
とはいえ、43億には企業が注文する場合も含まれているので、この1割とすると約3.6個

よって、3.6×1830万=6588万
となり、6588万個の荷物が今回のニュースで「置き配可能」になることが示唆された総数になります。

繰り返しになりますが、以上は全て私の推定にすぎません。
ただ、私の推定だと、Amazonがオートロックがある共同住宅に置き配が可能になったのなら、6588万個の荷物が置き配可能になる荷物の総数ということになります。
こちらの記事では置き配を利用する人が7割というデータがあり、実際にかなりの荷物が置き配される未来が来るかもしれません。

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