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代替肉市場におけるtoB・toC戦略

今回は日本の代替肉市場で行われている戦略の違いについて考えてみたいと思います。

・toBとtoC

最初に簡単な補足をさせていただくと、
toBは「to Business」の略で、企業間の取引のことを指します。
toCは「to Consumer」の略で企業対消費者間の取引になります。

誰に商品を届けるのか、ということの違いということですね。

・toBとtoC

こちらの記事には、代替肉を使った商品を販売している企業が多数載っています。(ちなみに、こちらの「food diversity」さんはお勧めのメディアです。)
日本でtoC販売をしている企業です。
自社で商品を開発し、生活者のもとへ届けているわけですね。

実際、スーパーにいけばこれらの商品が「代替肉」として販売されていることも、もう珍しくはありません。

一方で、toB戦略をとっている企業は、DAIZ株式会社さん(以下、DAIZ)があります。

DAIZは「ミラクルミート」という代替肉を開発していますが、こちらを加工して消費者へ販売はしていません。
多くの企業(丸紅・兼松など)と提携し、商品を作っています。

HPをみると「DAIZのミラクルミートは好評販売中です」とありますが、明らかに事業者向けであることがお判りいただけると思います。

とはいえ、提携先と協力し、商品を生活者のもとへ届けているわけですから、BtoBtoCビジネスともいえるでしょう。


toB戦略で、多くの企業と提携し商品を販売すると、多数の生活者へ製品を届けられそうです。
一方で、toC戦略だと、開発から商品化までを全て自社でやるわけですから、生活者へ自社の思いを届けやすく、商品開発のPDCAサイクルが素早く回されそうです。

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