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最適な仕入れと保証を提供する「Shelf Engine」

今回はこちらの記事について、考えたことを書いていきたいと思います。

テーマは「食品小売業」です。

・どういうサービスなのか

Shelf Engineが提供するサービスは、小売店にとって腐りやすいお惣菜や生鮮食品の注文をより適切に管理するモノです。
顧客であるそれぞれの小売店の周囲の環境に合わせて、それらの注文を可能にします。Shelf Engineは小売店が仕入れた商品の売れた数に合わせて、利益を得ているのです。
具体的に、周囲の環境というのは、天気や休日、地域のイベントなどを指しています。

それらの周囲の環境に対して、1つ1つ分析するのは大変のように見えますが、統計モデルを用いたAIによる機械学習によってそれを可能にしているそうです。

・サービスの特徴

私はShelf Engineのサービスには2点の特長があると思います。

①余った商品に保証をしてくれること
②フードロス削減につながること

の2点です。

最初の章で疑問に思っていた方もいらっしゃったかもしれませんが、Shelf Engineの利益が商品の売れた数次第なら、結局たくさん仕入れてもらう方がShelf Engineにとって得があります。
ただ、①の保証があることで、そのような状況は起きなくなります。
この保証というのは、Shelf Engineの指示のもと小売店が仕入れた商品が仮に余った時、それは有料で回収してくれる、というものです。つまり、Shelf Engineにとっても最適な数を仕入られるよう適切な分析を行う必要があり、飲食店にとってもこれはプラスに働きます。

②に関しては、そのままの意味です。
小売店が生活者が購入していくであろう数と近似した量を仕入れることが出来れば、商品が余ることがなくなりフードロス削減につながります。

・「たくさん仕入れる」でもなく「少なく仕入れる」でもない

一般的に小売店が売上を上昇させる方法は2つあります。
1つ目が、収入を上げること
2つ目が、支出を減らすこと

の2つです。当然といえば当然なのですが。

Shelf Engineのサービスの良さはこのどちらにもかかっていること
これまで商品を余らせたくないから控えめに仕入れていた店舗にとっては、収入を上げるきっかけに。
逆に、仕入れが多くなりがちだった店舗にとっては、支出を減らすきっかけになる可能性があると思います。

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