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世界最小のアレルギーセンサー

今回はこちらの記事について、考察したことを書いていきたいと思います。

テーマは「食品アレルギー」です。

・どういう商品なのか?

Allergy Amuletが開発しているのは「ポータブルアレルギーセンサー」です。
「ポータブル」とあるように、持ち歩くことが可能なため、外出先の食事でもアレルギー食品が入っていないかどうか検証可能です。

小型のデバイスに食事を載せると、アレルギー食品が入っている場合、検出されることになっています。
これまでは、食品アレルギーを持つ人にとって、各飲食店の表示にアレルギー食品掲示がないと判断ができませんでしたが、自分で検査できるようになるのです。

日本だと、食品アレルギーを持つ人は全人口の1~2%(約150万人)ほどいるといわれており、すべてのアレルギー食品に対応できるデバイスが出来れば、アレルギーを持つ人が気兼ねなく外食できるようになるのではないでしょうか。

・面白い検出方法

私はAllergy Amuletが開発している検出方法が興味深いなと思います。
特別な意味合いはないのですが、アレルギー物質の分子構造に合わせたセンサーがデバイスに組み込まれていて、そのセンサーにアレルギー物質がはまったら反応する仕組みになっているらしいです。

・「アレルギー食品」をなくすという開発も

イスラエルに拠点があるUkkoは、アレルギーとして体内で反応する部分だけを技術で取り除き、体内に取り込んでもアレルギー反応がでない小麦粉などを作っています。

Allergy Amuletがつくるデバイスだと、飲食店に訪れる食事者がアレルギーについて判断することができ、Ukkoが作る小麦が飲食店で使われていたら食事者は気を遣わず食べることが出来ることになります。

Ukkoの小麦は家庭で、Allergy Amuletのデバイスは外出用で、と使い分けがされるようになるのかもしれませんね。

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