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Foodtech Venture NEXTに参加してみて③

今回は、1/14日に参加したFoodtech Venture NEXT(以下、FVN)について、知ったことと考察したことを投稿していきたいと思います。第3段になります。
もしよければ、①・②も覗いていってください。


今回と同様、主に参加してしったサービスの紹介とそれに対する考察ですが、とても魅力的なサービスばかりでした。

・サービス紹介と考察

⑦GIFMO

GIFMO(ギフモ)株式会社は、「デリソフター」という商品を販売されています。

「デリソフター」は、食品をそのままやわらかくしてくれる、商品になっています。
デリソフターを使えば摂食・嚥下障害を持たれている方でも、家族と同じ食品をとることが出来るのです。

確かに、もし自分が物をかむ力が弱い人だった時、家族が自分のために別の食事を作ってくれるのも、自分だけ別の食事をとるのも、寂しく感じると思います。
仕方ないと分かっていても、「家族に気を使ってもらっている」「家族と自分は同じ食事ではない」という感情になってしまうからです。

食事をする目的・優先順位は人それぞれだと、フードテックについて勉強していく中で学びました。
「おいしく食べること」「健康に気を遣うこと」「話題の1つにすること」
その中の1つに「食事の時間を共有すること」を大切にしている方がいて、それがしたくても出来なかった方の力になるのが「デリソフター」です。

⑧ウェルナス

株式会社ウェルナスは信州大学発のベンチャー企業です。

現在、自己実現を可能にするAI食をテーマに開発をされています。
「自己実現を可能にするAI食」というのは、その人のライフスタイルや健康状態に合わせた食事をAIが逐次提案してくれるモノです。

例えば、同じお米を100gを食べるにしても、消化のされ方や栄養の運ばれ方が全く同じ人はいないでしょう。
FVNでは、実際に代表の小山正浩さんが血圧に関して行った実験で、一般的に言われている「健康にいいこと」が人によって異なることを証明してくださいました。

このことがどう「自己実現」につながるのかというと、世間一般的に言われていることを無理に行う必要性がなくなるかもしれないのです。
仮に、炭水化物は肥満の原因だからと、好きなお米を極力控えていたAさんがいたとします。しかし、計測をしてみたところ、Aさんの肥満の原因は炭水化物をとらなさすぎていたことが原因で、1日120gぐらいはとった方がいいと分かりました。
この時、Aさんは好きな食事をすることで、健康につながるとわかります。「自分の好きな食事で健康になる」という自己実現が出来ました。

このように、もしウェルナスさんが開発されているサービスが出来上がれば、本当に自分に合った食事が何なのかを知れるかもしれません。

もし開発された未来には、人々が健康的になり、健康寿命が延び、社会保障費を減らしたり治療医療費から予防医療費に回したりでき、国にとっても人々にとっても良い先が想像できました。

・最後に、感想

今回参加してみて、①~③で紹介させていただいたように、色んなサービスを知り、考察が出来ました。
それは、すごくプラスで、参加出来て本当に良かったと思っています。
参加させていただけたことに感謝しかありません。

一方で、少し虚無感に襲われた自分もいました。
目の前で素敵なサービスを実装されている方々をみて、自分は何をやっているのだろう、という虚無感でした。
結果、早く自分だからできる何かを見つけたいという気持ちが強くなりました。

焦らずとも確実に精進していくために、今回のような新しいインプットの場を常に探していく姿勢は変わりません。ただ、何か自分で形作る新しいアウトプットにも挑戦してみたくなりました。
何か出来ないか、日常の中で考えていこうと思います。

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