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「暗号化メッセージアプリ」とは何なのか

今日は「暗号化メッセージアプリ」について、書いていこうと思います。

最近まで知らなかった単語なのですが、海外では使用者が多いらしくどのようなモノなのか調べてみたくなりました。

・「暗号化メッセージアプリ」って何?

暗号化メッセージアプリというのは、端的に言えば、メッセージの内容を送信者と受信者以外にみれないサービスのアプリのことです。

では、「普段は送信者と受信者以外にもメッセージが見られていることもあるのか?」ということになりますが、アプリによってはそういうパターンもあるようです。

もちろん不特定多数に公開されているわけではなく、「送信からサーバーに届いた時に解除され、またサーバーから受信者に送られる時は暗号化される」というシステムを、利便性の点から採用しているサービスもあります。割合はわかりませんが、このサービスの方が世界的に利用者は多いはずです。

この送信者から受信者に届くまで常にカギがかかってる状態を、「エントツーエンド暗号化」といいます。

・全くデータを与えないのか?

「エンドツーエンド暗号化」されたメッセージでも、全く情報が提供されないわけではありません。
具体的には、メッセージが誰から誰に、何時ごろ送信されたのか・受信されたのかは汲み取られているそうです。

製作者側からしても、どのくらいサービスが利用されているのか・利用時間はいつが多いのかくらいは分からないと、サービスを改善しようがないからでしょう。

・有名なサービス

「Signal」や「Threema」、「Telegram」といったサービスがあります。

Signalはアメリカに拠点があります。
スマートホンだけでなく、PCでも利用が可能です。
メッセージを送信後に消去できる機能があり、情報の流出を抑えられるでしょう

Threemaはスイスに拠点があります。
有料で、ビジネスで使われていることが多いそうです。

Telegramはドバイに拠点があります。
Signalと似ていて、メッセージを送信後に消去できます。
加えて、世界で一番利用者が多いメッセージアプリ「WhatsApp」の大体として利用できます。これはSignalも同様です。

・周りに利用者がいないのはなぜなのだろうか?

利用している人がいないのは、日本のメインメッセージアプリが「LINE」だからでしょう。

昨年、Facebook社が「Facebook Messenger」と「Instagram」と「WhatsApp」のメッセージを連携させると発表したときに、一部Whatsapp利用者がメッセージ暗号化アプリに流れたらしいのです。
これについて、WhatsAppは誤解であることを発表していますが、メッセージアプリは一人で利用できるものでは当然ありません。相手がいてはじめて成立するサービスなので、誰かが利用を始めたら、周りの人が利用を始めても不思議ではなさそうです。

つまり、「WhatsApp」を利用していた人が、メッセージ暗号化アプリの利用者に変わった、もしくは併用するようになったと考えると、「LINE」が主流の日本ではなじみがなくても不思議でない気はします。

・「常時暗号化」がそこまで重要なのか

メッセージ暗号化アプリが有用なのは理解が出来たのですが、最初の項で挙げた「サーバーでだけは解除される」ものでも十分に思えます。

サーバーを運営している企業がそこまで信用に足らなければ、ビジネスでは利用した方が良いのかもしれませんが、私生活で大きな違いを感じるとは考えられないのです。
もちろん、これは私の価値観でしかないので、どうして「メッセージ暗号化アプリ」の利用者が増えているのか・どういう人が利用しているのかを調べてみたいですね。

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