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変化するアプローチ

松山工業株式会社の鵜久森洋生です。

私は毎週土曜日は、DMM.make AKIBAさんの公式マガジン「MAKERS」向けの投稿を続けています。

今日はDMM.make AKIBAさん(以下、アキバ)に行くようになってから起こった、さまざまな変化について述べたいと思います。もしかしたら、中小企業の経営者や、新規事業担当者の皆さんにとって、少しだけ参考になる内容かもしれませんので、気になる方はお読みいただけると幸いです。

私自身に起こった変化

アキバに行き始めた6年前と比べ、私自身はより広い視野で取り組めるようになりました。アキバは稀有な才能が集まる場所だからこそ、特に若い方々との交流にとても価値を感じていて、彼らから学び続けている状況です。私はアキバや次世代を担う方々が集まる場所では、経営者という立場ではなく、同じコミュニティーにいるメンバーの1人として交流を図ります。前にも記した通り、あえて普段着で行くのも、そういった点を意識しているからです。

また、あまり仕事の話をしません。アキバはハードウェアスタートアップ企業が集まる場所なので、「私の会社ではこんなことをやってまして・・・」と宣伝したい方もいるかもしれませんが、私はあまり得策ではないと考えています。むしろ、コミュニティーメンバーの1人として、皆さんとの会話を楽しんだ方がご縁が深くなります。これを6年続けていれば、お互い認知している訳ですから、何か困った時には自然とご相談いただける環境になります。私の場合は、リサイクル素材の無償提供活動をしているので、素材を扱っていることはご存じの方が多いので、なおさらのこと宣伝チックなことをしません(笑)

アキバや共創施設などへのアプローチをこれからしようと考えている方がいたら、まずは社内でご縁が生まれるまでに5年くらいかかることを伝えておいた方が良いと思います。また、外部から見ていると遊んでいるように見えるので、そのシチュエーションも理解してくださいとお願いしておいた方が良いです。私は長年、この点でかなり苦しめられたので・・・。結果的には、末永い関係性を築くことこそが、収益につながってくることを私は現在進行形で体験しています。

会社で起こった変化

私の会社では、10年以上前にロボット競技大会での支援活動を始めた頃から、少しずつ新たなやり方を取り入れようという風潮が出てきました。ただ、会社の中が大きく変わったのは、私がアキバの方々と一緒に仕事をするようになったタイミングでした。3~4年前のことです。

具体的にいえる顕著な事例としては、取り扱い製品が変わりました。私がアキバの皆さんの相談に応えようとして、協力先を拡充してきたことがキッカケです。まだまだ不慣れな点もありますが、量産品の請負まで対応できるようになったのは、皆さんの将来を支えられるよう真剣に取り組んだからこそ。

実は今、このスタンスが社内でも派生し、ここ最近は社員が私が驚くような協力先を見つけてくるケースも多くなりました。お客様から相談いただいた内容が、既存の協力先では叶えられない場合は、要望にお応えするために新たな協力先を見つけてくる・・・これって意外と出来そうで出来ない行動だと思っています。

アキバとお付き合いするようになると、様々な恩恵を受けらえるようになります。ただ、うわべだけの付き合いでは何も生まれないため、どこまで本気で交流していくかが重要になります。名刺を交換しただけでは何も始まらないからこそ、考えるチカラが求められることを知っておいた方が良いかもしれません。

こんなことを考えつつ、今日のnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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