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3回目の特別授業始まりました

松山工業株式会社の鵜久森洋生です。

私は毎週土曜日は、DMM.make AKIBAさんの公式マガジン「MAKERS」向けの投稿を続けています。

今日の内容は、何気にDMM.make AKIBAの皆さんにも関わり合いがあるものなので、是非ともお読みいただければと思います。

品川女子学院の特別授業

火曜日に品川女子学院さんで、私がおつなぎした方々による特別授業が始まりました。今回は「ファッションの未来を考えよう」というテーマで、4回完結の授業を開催する予定です。

品川女子学院さん(以下、品女)との出会いは、2018年11月にソニーの方に誘われて参加した、「いまどきの中高生と産学連携」というトークイベントが最初でした。正直なところ、半信半疑で参加したのですが、品女のカリキュラムの質の高さにビックリ。さらには、中高生の主体性や、大人顔負けのプレゼン能力にも圧倒され続けてしまいました。

ポテンシャルの高さに魅せられ、何か出来ないかという想いが強くなり、それ以来3組の方々をおつなぎし、特別授業をやっていただきました。

特別授業とは

品女で行われている、企業などが企画を持ち込み型の授業です。品女の大きな特長のひとつは、企業とのコラボレーション。放課後〜最終下校時間を使い、例えばポテトチップの新しい味を皆で考え、実際に製品化してみよう…そんな取り組みが行われたりします。中には企業側から、自販機で売られているアイスで、チョコミント味をもっと売れるようにするためにはどうすれば良いかを考えたこともあったそうです。

ちなみに高校生は、学園祭の時にクラス単位で起業するプログラムがあります。1人500円ずつ出資し合い、模擬的に会社を設立し、学園祭期間中にどれだけ利益が出し、配当を得られるかというもの。過去にはメーカーとコラボし、学園祭限定の腕時計を発売したクラスもあったとか。

実際に特別授業の場に立ち会うと、意見しやすい前の席の方から埋まっていき、実際に質疑応答も活発に行われるため、企業側も多くの気付きが得られます。

サンシャイン水族館さんと

昨年から今年にかけては、サンシャイン水族館さんをおつなぎしました。当初は、「中高生が行きたくなる水族館とは?」という比較的ソフトな話題にしようとしましたが、学校側からの提案で、生物多様性や海洋プラスチックゴミの問題に焦点を当てることに。

グループワークを経て、サンシャイン水族館で行われた最終プレゼンでは、それらの要素を取り入れた水族館の新しいプログラム発表。館長から飼育スタッフ、地元の教育委員会の方々が質の高さに脱帽していました。今、サンシャイン水族館では、プレゼンの内容の中で実現可能なアイデアを、実際にやってみようということになり、品女との連携が始まる予定です。

実は2組はDMM.make AKIBAにご縁がある方々です

私はこれまで3組の方々をおつなぎしましたが、残りの2組はDMM.make AKIBAにご縁がある方々です。

私が最初におつなぎしたのは、会員のtechka 矢島佳澄さん。矢島さんが中心となって開発している「しっぽコール」を軸に、女子中高生の防犯を考える特別授業を開催しました。ここでもかなり活発な意見が交わされたあと、グループワークを経て、プロトタイピングを行ないました。


そして今、ファッションの未来を考える特別授業をしているのは、リサイクル素材の提供を一緒に行っている、ファッション素材を扱うクロップオザキさんです。被服部の先生をおつなぎし、プログラムを立ち上げることになりました。先日の授業では、ボタンとファスナーの種類や違いについて学びました。ファッションの歴史や、最近の課題などを学んだのち、グループワークでファッションの未来を考えていくことになっています。

次はあなたかもしれない

今回、あえてこの内容を「MAKERS」で書いたかというと、次はこのnoteを読んだあなたが特別授業をやることになるかもしれない・・・そんなことを思ったからです。品女で特別授業をやると、本当に多くの気付きが得られます。サンシャイン水族館の時のように、大人顔負けのアイデアに圧倒されることも。もし、今回のnoteを読んで特別授業に興味が出てきたという方は、是非ともお声掛けください。

一点補足しておくと、授業で使う備品などは準備していただく必要がありますが、特別授業開催に際して何かしら学校に支払う費用などが発生することはありません。また、特別授業で検討されたアイデアなどについても、基本的には自由に使えることになっています。

今日は少し長くなりましたが、こんなことを語りつつnoteを終えたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝!

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