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あさぼらけの薔薇物語


あさぼらけの頃 大雨は止んでいた。

カメラを準備し 
田園のポルシェ(軽トラともいう)に

空が白ける頃 誰も居ない…

一枚 一枚に 物語が 湧いてくる
って 
俳人だから 歌詠むか…

厳つい顔のおっさんは 一人
目の前の景色を愉しむ
誰も居ない 御花畑

今日は お祭りがあるようで
怒涛のように人が溢れるらしい
ただ
今は 誰も居ない

人波に揉まれる体力も気力は
全く無い…

あさぼらけから 出かけた

“じいちゃんがボケたかと…“
“大雨の川へ 釣りへ行ったか?”
騒ぎに…なっていた
それは 私です…

目が覚めたら 御花畑に居た

続く….

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