“面白い事企画してよ 飛んで行くから” 現生茶会を徒然に
そんなメールが来た
メールの主は….
捕まえようにも捕まら無いひと
たまらぬものなりの ひとである。
さてさて どうしたものか？
….
ふと閃き
“現生茶会やりましょ”
飛んで来てください….
と メールした。
飛んで来たのである
捕まらないひとが
ルイビィトンのトランクを手に
田舎の駅前に 立っている。
ただもんでは 無い無いオーラが
滴っている。
とても 早稲田の教授も やってる
ひとには 見えない...
厳つい顔のオッさんが迎える
側からみたら危ない二人…
私なら寄らない…
“お久しぶりです”って
何年ぶりなのか…
車好きな紳士に 選んだのは
毒蠍号
現行の車の中で 唯一欲しい車だと
そんな 話から 話は弾む
色々な話をする
仕事で来たんだけど…
YouTubeの撮影に
へー そんな事までやってるんだと
話は あちこちに飛びながら弾む
“普段 日常で 骨董や書画の話なんて
しないから 愉しみで愉しみでと”
そう 二人の会話は
マニアックな骨董 書画の話になって行く
と言っても
祇園 白川古門前通りの古美術商に
フリーパスの紳士
出てくる話は へーほーの 連続である。
今宵は 現生茶会
二人は 意気込む 泊まりで
飲み明かし茶を愉しみ
そして...
宿に 荷物を預け 向かったのは
いつもの 旦那と
若過ぎる 女将の居る 寿司屋
拘りに拘りまくった寿司屋
俗に言うと
変態マニアック寿司屋である。
(若過ぎる女将公認 呼称)
“大雅の めでたい御軸
三軸並べますから
飛んで来ますか？”
江戸の天才南画家の大雅を
三軸並べて
飾るなど
普通は やらないのである
“飛んで来た…”
店に入るなり…
ウェルカム大雅
どうやら とっても
気にいっていただけたよう。
席に着くと お土産と 著書
“相克のイデア”を
次に出てきたのは
人間国宝の….,ぐい呑み…
流石にフリーズする旦那と女将
あ これも…と
友人の陶芸家 以織さんとの
共作の茶盌を 頂く。
“ほんと 粋だなーって”
ありがたく 頂戴する。
今宵は 粋な大人の遊びを
たっぷり たっぷり
教えてもらおう
さてさて
ここは 変態マニアック寿司屋
宴の始まりである
続く
平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲
自然体を切り撮る
華影彩美
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