見出し画像

知床五湖を歩くと言う事は….鮎漁師の徒然

ヒグマ師匠に 秋鮭の獲り方を
魅せていただいた。

そして レクチャーを受け
いよいよ 知床五湖を 二時間ほどかけて 歩くのである。

“昔昔 バイクでこの地を
走り回っていた時から
感じていた 大切な事を思い出す。

熊が居たでは無くて 
熊が居る場所にわざわざ 入っていくんだと言う事”

ヒグマは 辺りに居るのである
木には 爪痕がいっぱい

森を歩き 湖に
しばらく眺め
また森へ

あちこちから
手を叩く音や ガイドさんの
大きな声がする

そう ここに人が居ると
アピールをしているのである。

ヒグマ師匠に出逢ったら
その時点で 引き返さなくてはならない

寝ぐらの木の根は 空っぽだ

写真を撮りながら 進む
なかなか進まない
ゆっくり ゆったり ぼちぼちと

それでいい

一足早い 紅葉を 愉しみながら

秒刻みで 動き回ってたけど
ギランバレーで強制リセットがかかって
歩みを止めるまで 気が付かなかった

“今の愉しみ方”

観光パンフレットで観る景色が
目の前に広がる

どうして そんな旅ばかりしてるんですか?
って 問われる時がある

“………..“

昨日歩いた 木造遊歩道に
辿りついた
昨日は 雲間に見えた 知床五山も
スッキリと その姿を魅せてくれる

突然歩けなくなって
倒れた木のように ....

また 歩けるようになって
今 ヒグマ師匠に居る 知床を
一歩一歩 歩いている

30年前は バイクで走りまわった
知床を

木製遊歩道など 無かったけど
きっと 同じ景色を観て
切り取って たんだろなって

知床五湖を歩く事
ヒグマ師匠の居る知床に
お邪魔しているのである。

ちなみに 五湖を周りきった 直ぐあと

ヒグマ師匠が現れて 
知床五湖遊歩道は クローズになってしまった。

ヒグマ師匠は気を遣ってくれたのだなと

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲

知床五湖を歩くと言う事は
“今を 愉しむ”かな….

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?