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シネマみな「顔のないヒトラーたち」レビュー
このレビュー、書き直しすぎて何回書き直したかわからないのですよ。
最高で傑作。しかし、感情を揺さぶられすぎて文章にならない。
舞台は西ドイツ。若き検事ヨハンがナチス経歴を隠して生きているドイツ人を裁くため、ユダヤ人の証言を探す物語。
「あの頃はみんなナチスだった」
口を揃えて言う、西ドイツの「一般的な初老の国民」たち。
ヨハンの父すら元ナチス。
凄惨極まるユダヤ人迫害を、父母を含めて行っていた。
「父親を断罪するのが正義か?」
正義というものを考えた際、わたくしはいつも立ち還ります。
忘却は殺人より悪である。
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