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シネマみな「ストックホルム・ケース」レビュー

ストックホルム・シンドローム。
語源となった、かの有名な強盗事件の映画です。
人質たちだけでなく、観客まで犯人を「こいついいヤツなんじゃないか」と思い始めてしまいます。

が。

「いやこいつは小物だけどさ。いいヤツの強盗なんかおらんぞ」

我に返ったのは、エンディングロールに入ってからでした。
とかく主犯が小物なのですよ。
アメリカ人のフリして強盗するのにですね。
星条旗が描かれたジャケットとテンガロンハット被ってたらもうギャグだろ!
警察署長の方が、圧倒的にラスボスです。
強盗が成功するよう応援しちゃうよ。怖い。

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