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遊具の生存競争

私が幼少期に遊んでいた公園に、2歳の子と行くと、シーソー、ブランコ、すべり台をやりたがって、一通り遊ぶと、どんぐり拾いや、落ち葉集めに移行していくことが多いです。


周りで遊んでる子も、遊具で遊んだりもしているのですが、走り回ったりしている子も多かったです。


私はこの公園でサッカーしたり、ドッジボールをしたり、野球をしていたのですか、今は球技が禁止になっていて、ボールを使ってる子はほとんど見かけません。


代わりに小学生の高学年くらいの子は集まってゲームしてたりするのを見かけます。


2歳の子を持つ親目線とすれば、子が安全に遊べるのはありがたい反面、


過去にこの公園で思う存分遊んでいた元子供で、今も身体を動かすことが好きな身としては、寂しく思う部分もあります。


子供も少なくなってるし、公園の中に空いているスペースも多くあるので、柔らかいボールやったら使ってもいいんちゃうかなと個人的には思っています。


というか、なんで、公園に空きスペース多いんやろうなって思って、


子供の頃から身体が大きくなっているので、公園を大きく感じるってことはまずないはずで、


なんでやろうと考えていたのですが、


明らかに遊具が減ってるんですよね。


球体のジャングルジムみたいなので、クルクル回る危険遊具の代名詞的存在のものは例に漏れず撤去されており、


野球の時にはベース代わり、サッカーの時にはゴールにしていたドカンもなくなっていて、


ドカンくらいはいいんちゃうかなと思ったのですが、綺麗になくなっていて、


その代わりに遊具が増えるってことはなくって、広いスペースが出来上がっていました。


私も小学校の時にジャングルジムから落ちたこともありますし、鉄棒でぶら下がってて、手を滑らせて顔から地面に落ちて鼻血を出したこともあるので、遊具の危険性は理解しています。


子には、できるだけ怪我をしてほしくないので、怪我のリスクが減っているのはいいと思うのですが、どこか寂しい気持ちもない訳ではないです。


先日、家の近くのまた別の公園に行った時に、今の時代には珍しい尖った遊具を目にしました。




滑り台なんですけど、まず階段がハシゴっぽくなっていて、踏み台の幅がめっちゃ狭いんですね。


んで、結構鋭利な頂点の角度の三角形で、よくある滑り台見たいな台形じゃなくって、登り切った後のワンクッションがなくって、即滑るみたいな滑り台でした。


子は滑り台が好きなので、この滑り台にも挑んだのですが、ハシゴ状の階段は心配だったので、後ろからいつ落ちてもいいようについて登っていたのですが、一番上のところに、このような表記がありました。



安全高速すべり台


安全と高速って新幹線以外でも両立するんやって驚きました。


って見てる間に、子は高速で滑り降りていて、あまりのスピードに号泣していました。


遊具の撤去には否定的な私ですが、この遊具はなぜ生存競争に生き残ってるのか不思議でならなかったです。


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