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何事もやりすぎぐらいが面白い

2歳の子のために買ったはずのプラレールに我々夫婦がハマっているというあるあるの状態に今なっています。

私も子供の頃、6畳くらいの自分の部屋いっぱいに、プラレールとトミカ、それにレゴを組み合わせて街を作っていました。

当時幼稚園とか小学校の低学年くらいだったと思うのですが、ターミナル駅を作ったり、飲食店やガソリンスタンドを配置したりして子供にしてはしっかり街になっていた記憶があります。

でも多分、これくらいのことは多くの方がしていると思っています。

やってる分には面白いですが、それを観たところで面白くないと思います。


私はオードリーが好きで、出演しているラジオとかテレビをよく見るのですが、その中でも「オドぜひ」と略される「オードリーさん、ぜひ会ってほしい人がいるんです。」は好きでよく観ます。

特技とかをオードリーに見てもらうみたいなゆるい番組なんですけど、

結構前にはなるんですけど、架空の街を作っている男の人が出演していた回があって、もう何回も観てるんですけど、見るたびに笑ってしまいます。

この人は紙の上に架空の路線図を作っている人なんですけど、路線名から駅名から、駅の特徴から時刻表から乗り換えから、車内アナウンスから、全て架空で考えてるんですね。

すごいという思いやら、馬鹿馬鹿しいという思いやらで笑ってしまいます。

若林と春日のアドリブの質問にも間髪入れず架空の回答を用意していて、一瞬の迷いもないところもまた笑ってしまいます。

街作りもこれくらいやりすぎると面白くって、モノマネも、ハリウッドザコシショウみたいな誇張したモノマネぐらいが面白いと思うんですよね。

モノマネが上手い人はいっぱいいますけど、やり過ぎなモノマネする人はほぼいないんで面白さが際立つ気がするんですね。

R-1優勝してた、街裏ぴんくも、モー娘。の初期メンバーとか、石川啄木がいたみたいな、盛ってるとかの次元じゃないやり過ぎな漫談やし面白いと思うんです。

おじさん構文とか言われる文章も、典型的なおじさん構文やったらうざいより面白いが勝つし、


ぶりっ子とかお局的な存在も、やりすぎたら、ほんまにこんな漫画みたいな人おるんやで、面白さが勝つ気がするんです。

私なんかは自他ともに認める親バカで、オムツのパッケージに我が子が使われてもおかしくないと思ってますし、2歳でボール蹴ってるんでサッカー選手になると思いますし、「怪獣の花唄」歌ってるんで歌手にもなれると思うんですね。


わりと真剣に。


でも奥さんは、どちらかというと冷静で、かわいいとかは言いますが、私みたいに盲目的ってことはありません。



先日、奥さんと子と3人で車に乗っていた時のことです。

住んでいるエリアから北の方角に向かって車を走らせていました。

家を出る時は、普通に晴れていたのですが、北に向かうにつれて、空が暗くなっていき、山の方に目をやると薄っすら雪が積もっていました。

そしたらいきなり、ぶわーって、雨って言うよりは雪みたいな、でも雪っていうよりは氷みたいなものがフロントガラスに無数に降ってきました。

私は、うわー、なんやこれーって感じやったんですけど、奥さんが「わっ」って珍しく大きい声を出しまして、路肩に車停めた方がいいかなと思って、「どうした!?」って聞くと、

「子供のせいや」って言ってて、


あ、わけわからんこと言ってると思って、車は停めることなく走り続けて、「どーしたー」って感じで聞くと、「子供が天気を雪にしてた」って言うんです。


っていうのも、子の朝のルーティーンの1つに、単語帳みたいなのを奥さんが手作りしてくれて、日付と曜日と天気の分ををひっかけておいて確認するってのがあるんです。

曜日を1枚後ろのカードにしたり、天気のマークがついてるカードをその日の天気に合わせるみたいなことです。

奥さんが言いたいのは、その天気を雪にしてたから雪になったってことなんです。


私は、晴れ女とか雨男的なことを全く信じていないので、アホらしいこと言ってると思ったんですけど、

親バカも子が天気を司ってるって風に思ってるってのは、いくとこまでいってるなと思って、


「最年少気象予報士も夢じゃないなって」話合わせときました。



我が子は天気は司ってないですけど、最年少気象予報士はわりと真剣にあると思っています。

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