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さっきはちょっと喋りすぎちゃったなぁ、と思った瞬間に「さっきはちょっと喋りすぎちゃった」って言えたらいいと思うよ

「さっきはちょっと喋りすぎちゃったなぁ」

そんな風に思う時がよくある。

ちなみに僕はいろんなことを気にしすぎるし考えすぎる属性だ。(個人的にはHSPとまではいかないと思ってます。人見知りはしないし雑談とか好きだし)

自分の体験談から察するに、この「さっきはちょっと喋りすぎちゃった」現象は「自分のことを知って欲しい」という欲求から発生すると考える。

もちろんその欲について”自覚している”もしくは”向き合っている”ならば問題はない。喋りすぎたことに対して反省することはあっても、後悔はしないだろう。

では、喋りすぎたことを後悔するのはどんな人間か?

それは、

"普段は余計なことを話さない真面目風を装っている"のに、本心は"自分のことを知ってほしいぃぃ喋りたぁぁい"と思っていることに「向き合っていない」人間だ。

一言で表すなら「無自覚ツンデレ」だ。

つまり僕のことだ。

僕がよく「さっきはちょっと喋りすぎちゃったなぁ」と後悔してしまう場所は、バイト先の仲間で話している時に多い。

ぶっちゃけると、今のバイトは”お金”と”時間の使い方”に優先順位を振り切っている。それは、大切な家族との未来や挑戦したいことが他にあるため致し方ないことだと思っている。

とはいえ、あからさまにシャットダウンしている訳ではなく、疲れない程度に楽しくお話しはしたい。
そんな自分よがりでワガママな距離感を保ちたい場所が、今のバイトでのスタンスなのだ。

その場所で、何かのタイミングが重なり合ってスルスルスルって自分語りが出てしまう時がある。

そして、家に帰ってから思うのだ。

「あぁ、今日はなんか喋りすぎちゃったなぁ」って。

気にしすぎって言われればそれまでなのだが、気にするなと言われて解決する問題ではない。
でも、なんとかしたいとは思ってはいたので、ちゃんと自分の欲と向き合ってみた。

そのおかげか、最近は少し心の変化が起き始めている。

さっきはちょっと喋りすぎちゃったなぁ、と思った瞬間に「さっきはちょっと喋りすぎちゃった」と言うようにしている。

厳密には「さっきはちょっと喋りすぎちゃった❤️」というような乙女チックなニュアンスではなく、

「あれ?もしかして俺、喋りすぎてます?」とか、
「うわー、聞くの上手いから喋りすぎちゃったじゃないですかー」とか。

とぼけた感じで言う。

そうすると大抵の場合

「えーいいじゃんいいじゃん」とか、
「そんなことないっしょ」とか、
「もっと喋っていいって」みたいな言葉が返ってくる。

そうすると、ちょっとモヤっとした心の緊張がじんわりと溶けていく。

気にしすぎだった、と言う明確な答えが出る。


なんていうか、

勝手に心に蓋してたのは自分だったんだな、って思う。

たぶんだけど、人の嫌のところやマイナスイメージって印象に残りやすいから「社会は冷たい」ってイメージを植え付けられるし、過度な期待をすると裏切られた時のダメージが大きいから社会に対して壁を作りがちになる。

(ちなみに「社会」というのは「自分より外側の世界」というニュアンスです)

でも社会って「自分が思ってるより、ほんの少しだけあったかい」って思うぐらいはいいじゃない。
それくらいの期待は持っても良いと思う。

で、実際にほんの少しあったかい場所もあるし。
でもそれは、見つけようとしないと見つけられない。

そういう話です。




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