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映像だったり…言葉だったり……空想だったり…瞑想だったり…「希望」と「心地いい」を自分へ

夕方、「お天気、回復しているなぁ」と思ったけど、
残念ながら頭が重くて外へ出ることを諦めた。
この数日、雨続き。私の体調もどんより。

目の前の公園、そろそろ桜が満開のはず…。
今の時間だと、ちょうど西日に照らされているはず。
写真を撮りに行きたい衝動に駆られたが、
今日の体調だと無理をしないほうがよさそうなので
じっとガマン。

そうして読みかけの本を手に取る。

本の中に描かれている、少し前の時代の叙情豊かなイギリスの風景。
残念ながら行ったことはない。
なのでテレビなどで見た映像を頭の中で掻き集める。

フラッシュバックの後遺症を少し抱えている。
頭の中に「映像」が流れやすい私。
それは時おりまだ、私を苦しめる。

でもどうやら副産物も産み出してくれているらしい。

夢の中で見た見知らぬ景色やテレビや映画などで見た映像など、
自分にとっての心地いいと感じる映像を
頭の中で再生することがラクにできるようになってきた。

頭の中に画像や映像のストックがけっこうたくさんある。
夢の中に現れた見知らぬ風景を、たやすく頭の中に再生できる。
見たいときに見たいものを再生できる。

自分を心地いい映像の中に引き連れて行くことができる。

今日は本を読みながら物語の舞台の少し古き時代の
イギリスの風景を頭の中に浮かべていたら、
とても穏やかな気分になった。

あまりにも心地よくて、あまり先へとは読み進めないまま
眠りに落ちてしまっていた。

少し時間が経ち目が覚めて、びっくり。
すごく気分がいい。
久しぶりにぐっすり眠ったみたい。

心地いい映像を頭の中に再生していたのが
どうやら功を奏したみたい。

双極性障害(躁うつ病)を抱える私は、
どんよりと頭の重いのが日常的。
些細なストレスでも不安に陥りやすい。

このところの重いニュースで、どうしても
気分が塞ぎがちになっていた。

精神疾患を抱える私にとって、気分変動は要注意。

自分の頭の中がどんな状態か、
自分の気分がどうか、
常にチェックしている。

なるべく頭の中が静かで穏やかにいられるようにと
自分で小さな工夫を重ねていくしかない。

気分が落ちたときは、なるべく早めに吐き出す。

不安な気持ちは溜め込まずに、言葉や文章にする。
SNSも、利用できる部分は最大限利用する。
日記帳にはとくに遠慮なく書き出す。
なるべくすぐ手の届くところに日記帳を置いている。

気持ちを吐き出すと同時に、自分に対しての
応援メッセージや明るい言葉も大事。

「脳みそ」は自分の書いた言葉をしっかり見ている。
(これは私の実感)

いつかのテレビで確か脳科学の先生も言われていた。
視覚というのは脳の中でも優位な立場なので
紙に言葉を書いて壁に貼っておくのは効果があると。

なので、その視覚を利用して
自分に対して前向きな言葉を書くことを心掛けている。

日記帳にグダグダと不安な気持ちを書き出して、
さらに前向きな言葉を書くと、気持ちはずいぶんと鎮まってくれる。

でもいよいよ気持ちが落ちたら、自分への応援メッセージを
紙に大きく書いて、壁に貼ろうかな。

息子たちは、いよいよオカンがぶっ壊れたぞ!!と
不気味に思うかもしれない。
それでも、その壁に貼った言葉で私が少しでも
穏やかに過ごせるなら、やったほうがいい。

子どもさんのいらっしゃるご家庭は、それぞれ
気持ちが明るくなる言葉やメッセージを紙に書いて
それを壁に貼り出して「おうちギャラリー」なんて
やってみてもいいと思う。

カラフルな紙やマスキングテープなどを使って
とにかく気分が明るくなるように。

いつでも目に入るところに貼るといい。
しばらく経ったら作品の入れ替えも楽しいと思う。

それから、今日は自分への手紙も書いてみた。
書いていて「うん、これはいいかも」と思った。
日頃、日記帳にはいろいろ書くけど
わざわざ便箋に自分への手紙を書くことはない。

いつか笑って読める日がきたら読もうと思う。

「こんなこともあったよね」と
笑いながら読める日が来ると信じて。

何より「希望」を持つことは大事。

そういえば、
ナチス強制収容所で絶望的な状況を生き延びた人たちは
「希望」を捨てずに持ち続けていたと記されていた。
ヴィクトール・フランクルの「夜と霧」。

2020年の世界、
もうどこにも逃げ場はないような状況。
閉塞感しかない。

「希望を持つ」って、とても難しくなりつつある。

でも、「希望」を持ち続けましょう。

「希望」を頭の中に描くことが難しくなっている人は
軽く目を閉じて、ゆ~っくり呼吸をして、
そして自分の楽しかった時間や、自分が幸せを感じられる映像を
頭の中に描いてください。

心地いい映像を自分の脳みそに届けてください。

苦しくなったら軽く目を閉じて、ゆっくり呼吸。
そうして、頭の中に明るく幸せな映像。

即効性はないかもしれないし、慣れるのに少し
時間がかかるかもしれません。

でも脳みそには届きます。

「希望」を信じて!

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