見出し画像

喜びの知らせの陰で、しれっとフィン・ウゴル系諸言語訳『星の王子さま』の蒐集を進めていたオレ

2月最後の日、春以降の活動にむけてうれしい知らせを受け取ったその日は、ドイツの書店から国際郵便が届いた日でもありました。かねてより気になっていたフィン・ウゴル諸語訳の『星の王子さま』が3冊ほど届きまして、蒐集リストに

  • ヴォロ語(Võro)

  • コミ語(Komi)

  • モクシャ語(Moksha)

が加わった喜びをみなさまと共有する必要があるのではないでしょうか(異論は認めない)。

とりわけ、ヴォロ語というのが気になっていました。地図を見ると、エストニアのそうとう南方にあたる地域なのですね。

もちろん当該地域には今のところ縁もゆかりもないのですが、エストニアという国には一時期興味をもったことがあって、ヴォロ語話者が同国の南部あたりにいるのだということでどんな雰囲気の言語なのだろううかというのは多少興味があります。エストニア語とは大きな枠では同じ語派だと思うのですが、相互理解度なども含めてどの程度似て非なるものなのかもきっと興味深いでしょうね…(調べないですけど)。

ということで、テュル活はテュル活、趣味活は趣味活。『星の王子さま』蒐集活動は、春以降もアゼルバイジャン語の研究と並行してやっていきますよ。フィン・ウゴル諸語に関しては、先にウドムルト語訳も手に入れていましたし、もちろんハンガリー語訳も手に入れているのでぬかりはありません(ありそうだけど考えないことにします。2月、買いすぎて予算ヤバいからね!)。

しかしLPP蒐集は趣味ですと普段からここでは言ってはいますが、なんだかんだ「世界のことば」について考える機会にもなっていて、有形無形両面で自分の研究にも生かされているはずなのです。だからこれは、自分の将来の研究への投資的な側面もあると言えましょう。


しらんけど。

この記事が参加している募集

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございます。Çox təşəkkür edirəm! よろしければ、ぜひサポートお願いいたします!いただいたぶんは、記事更新、また取材・調査のための活動資金に充てさせていただきます。