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エスペラントもいろいろ:オレ氏、文化の日に"Ete Prinzo"と"La Eta Princo"の違いを知る

昨日は文化の日で、地元長崎にて国際交流のイベントがあったので「メルカつきまち」に行ってきました。

今年はけっこうここには足を運んでいることに気づきます。パスポート申請もここの4階でしたし、とある知り合いに会っておいしい豆腐料理をいただいたのもここの2階でしたし。で、今回は5階の大ホールで目当てのイベントが開催されていました。

長崎にある国際交流団体が数多くブースを出していて、長崎もけっこう国際交流団体ってあるのだなあと感心したところでしたが、その中の一つに「長崎エスペラント会」があって、関係者らしき人と少し話をする機会もありました。

昨日はペルシア語の話を書きましたが、エスペラントにも全く興味がないこともなかったので。noteで記事を書いたこともありました。

長崎のエスペラント会はかなり昔から活動をされているとのことで、原爆関係の本もエスペラントで出版されていて、それがまた1970年代末のことだというから驚きました。ほかの国際交流団体のブースと比べるとややエスペラントのブースが寂しかったような気がするのはあくまで気のせいだと思いたいですが、それはともかくとして。

そのブースで展示されていた『星の王子さま』を見てあれ?と思ったのですよね。というのはタイトルがLa Eta Princoとなっている。エスペラント版の星の王子さま、たしか自分も以前買っていたはずだったな?と思って、帰宅してさっそく自分のコレクションから引っ張り出してみます。すると、Ete Prinzoとなっている。全然違うじゃん。

おかしいなこれ、訳者によってタイトルの訳も違うんだろうかと思ってググりましたら、なんと自分が持っていたのはエスペラントのバリエーションの一つ、「改良エスペラント」(または別名エスペラント1894とも言うらしい)のほうだと。今さら自分の買った本の正体に気づくオレ!!

恥ずかしい話、エスペラントの各変種についてはまったく知識がありませんでした。エスペラントにも「諸語」があったのですね…。ということは、自分はそういうことにも気づかず、わーいエスペラント~とか能天気なことを言いながらどこかのタイミングで海外の販売サイトかどこかからこの"Ete Prinzo"をポチっていたというわけです…。

ちょっとこれはテュル活民というか、言語愛好家としての見識を問われそうな事案だなと思いましたが、ともかくも『星の王子さま』非テュルク諸語版蒐集プロジェクトとしては、この「標準」エスペラントのほうもいずれ入手しないといけないなと改めて心に誓うのでありました。

それにしてもこういった「外界」からの刺激を得ますと、なんかまたエスペラントに触れたくなってきましたね…

幸いにして手元には『ニューエク』と、なんと辞書もすでに1冊持っているのですよね。それもエスペラント-トルコ語辞典という。日本広しといえどもこの辞書を持ってるの、ひょっとしてオレだけ説もワンチャンあるのでは?

で、長崎エスペラントの会の方に話を戻します。ブースでは、長崎のほうで勉強会もやっているという話だったので、ひょっとしたら参加も検討するかも?ということだけお伝えしたところ(社交辞令ではなくて本当に可能性としてあるかも、とは思ったので)、郵便の住所とメールアドレスを聞かれてしまったのでありました。

いや、エスペラントに時間を使いすぎるわけにはいかないってのはよくわかってはいるんですけど…刺激追求型のHSE気質がひょっとして発動してしまったでしょうか…

ともかくそんなわけで、久しぶりにエスペラントの刺激に触れた文化の日となったのでありました。テュル活万歳!!(無理やりだが)

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