2024年5月の雑感まとめ

5/1
4月の残業時間は127時間でした! (有給計5時間なので差し引き122時間)

5/2
卓球部の練習に非常勤の大卒新卒の女性の先生が来てミーティングを見学してくれた。 非常勤の先生が部活に来るだけでも異例なのに、専門じゃないのに熱心すぎる! 終わった後、部員とその先生と30分以上話し込んだ。 声でかくてキラキラしててアレルギー反応あったが話してみたらすごく話しやすかった
出身大学も同じと判明して大学の話とか、授業の話とかした。 いつも19時すぎまで残っていて非常勤とは思えない働き方してる。 やっぱりそれだけ努力してるだけあって部員からの評判も良く、人気もある。
その先生が人気があるって話から「先生の推し活」についての話したら、部員が「先生のことかっこいいって言ってる人結構いますよ。マスクとるようになってかっこいいって話してます」 直接言え! 非常勤の先生も「ホント◯◯先生、これ言っていいのかわかんないですけど鼻が高くて…」 あざす!

5/3
卓球部。 月曜日の練習試合に続いて、今日は5校合同の練習会で午前・午後の2部練。 お互いに応援しながら良い雰囲気で団体戦ができた。 午前の団体戦は監督としてオーダーを決めて声がけしながら見ていたが、午後の申込み試合は生徒達自身で動いて進めるので顧問はやることなくギャラリーで観戦。
部員のお母さんとお姉さん(卒業生)に挨拶され、結構長い時間一緒に練習の様子を見ながら話した。 保護者の方とこんなに話し込むのって、意外と経験ないかも。 運動部の正顧問だからこそできる経験だなあと思った。
お姉ちゃんの近況も聞けて良かったし、お母さんと共感しながら息子の教育観を語り合えて良かった。 やっぱり子供は保護者や教員を始めとした大人たちみんなで協力して育てていくものだなと思った。 どんな子も、学校だけで何とかしようとしない、逆に家庭に責任を丸投げしない。 再確認できた。
そういえばお姉ちゃんは化学の授業を選択してたが、「看護師なりました!」と報告してくれた。 「先生が放課後教えてくれた浸透圧が活きてます!」 …ごめん、全く記憶にない(笑) こちらが覚えてなくても、何気ないことが生徒の糧になってるなあ。 頑張ろ。

5/4
1対1のマンツーマン(実際には実習助手の先生が実験を手助けしてくれて2対1だったり、座学を生徒と一緒に受けてくれて1対2だったり)でやっている物理の授業。 斜方投射と自由落下を組み合わせた連動させた装置で行う「モンキーハンティング」という実験。
理論的には必ず2つの球が衝突するはずだが、微妙にすれ違う。 3人で知恵を絞って頭をひねらせながら、斜面の角度を変えたり装置と連動したコイルの電圧を調整してみたり… 試行錯誤の末ぶつかった! ここまでで授業の半分使っちゃったけど、これぞ探究!

5/5

まあ趣味の悪いネーミングしてると思うけど、ただ忘れ物しただけでこんな大ごとにされたらたまったもんじゃないよな 化学の命名規則からして四塩化一黄酸なんて物質ある訳ない。化学教育の敗北。
だって〇〇酸イオンって陰イオンでしょ?〇化物イオンって陰イオンでしょ? 陽イオン0個と陰イオン2個とかあり得ない。

5/6
今日は卓球部で大会前のミーティング。KJ法を使って現状分析と目標共有をした。 練習前後のミーティングの進め方とか、新入生の歓迎会とか、3年間副顧問としてかかわった吹奏楽部でのやり方をたくさん吸収してる、良い経験ができた。 他にもいろんな部活のやり方を共有フォルダ盗み見てブレンド。

5/7
「星の一生」についての授業の導入で「ベテルギウスってもうすぐ死んじゃうかもしれないって知ってた?」って話をしたが、生徒のふりかえりシートを見ると「星って消えるんだってびっくりした」というコメントが複数あった。
そうか、星がなくなるのを普段見ることないし、そもそもなくなるなんて思わないか。 (実際、超新星爆発の瞬間が観測されたのもつい数年前のこと) 生徒の素朴概念についてまた新たな発見。 もっと子ども心に帰って教材研究しよう。

5/9
帰宅。 仕事終わりません。 明日の出張キャンセルします。 会計監査だからたぶんホントは行かなきゃいけないけど。 そして毎日のように喧嘩してる教頭に流石に限界が来て過去一ブチギレた。「ああ!」って発狂した、「ふざけんなよてめえ」って言った、机に足乗っけた、机を教頭に向かって蹴り付けた。

5/10
寝坊したのでコンタクトつける時間もなく急いで支度して出勤したら、廊下ですれ違った生徒たちに「わ!うえりー眼鏡!ちいかわ!」って言われた。 ちいかわ?

5/11
卓球部の大会。 初任の年以来5年ぶりの運動部の大会引率。しかも今回は正顧問です。 ダブルスのベンチにも入ったが3年生が技術面、1年生が精神面で補い合っている姿が印象的だった。 シングルスではナーバスになっていた部員たちがダブルスで息を吹き返した。 明日の学校対抗が楽しみ。

5/12
卓球部大会。 シングルス優勝したあああああ!!! 感じたことはまた後で書きます! 教員やってて6年間で一番嬉しい瞬間かもしれない! そして35連勤を終え明日は36日ぶりのオフ!! 今夜はマックをドカ食いして打ち上げだーー!!
男子シングルスで力を発揮できなかった選手たちが、今日の学校対抗ではいきいきしていた。互いに応援し合い、技術面・精神面互いに支え合っていた。かなり厳しい展開や競った展開も多かったが、紙一重のところで県大会進出を勝ち取った。まさにチームでつかんだ勝利だった。
私も久しぶりにこんな声出した。 こんな声出してる監督私だけだった笑。 セット間のアドバイスは選手同士でしてくれるし、未経験の顧問でもちゃんとできることはあるんだな。
男子学校対抗の最終戦中、後ろのコートでは女子シングルスの決勝をしていた。 セット間にみんなで試合を見て拍手を送っていた。 そしてちょうどセット間のときに女子シングルスの優勝が決まった! みんな自分のことのように喜んでいた。 本当にチームの勝利だった。 みんなこの2日間で精神的に成長した

ハッピーハッピーハッピー

5/14
Q. 1コマの授業準備にどれくらい時間かけますか? A. プリント1枚分で2時間程度ですかね。プリントを作るだけでなく、提示する教材・教具を準備して、発問など授業展開を構想する時間も含めて。
でも実際にはプリント1枚終わらすのになんだかんだ1.5コマぐらいかかっちゃうので、1コマあたり1時間半ぐらいですかね。 プリント印刷やi Padへのインポート作業、毎時間生徒に書いてもらってる振り返りシートへのコメント返しの時間なども含めると1コマあたり2時間半程度かけている気がします。
これに加えてレポート課題や小テストの添削と成績処理などが入ってきます。もちろん毎回ではなく期ごとに回数を決めています。

5/15
異動された前教頭と校外行事で再会した。 現教頭のあまりの人外っぷりに慣れてしまったので、前教頭の人の温かみに泣きそうになっちゃった。

5/16
コンピュータの授業にT2に入っているが、みんな想像以上によくできる。 こういう実生活に直結してなおかつ生徒の作業がメインとなる授業は机間巡視が忙しくて楽しいね。 質問してくれるの嬉しい。
今年は3年生の化学も、2年生の地学基礎も、授業終わった後もすぐに切り上げずに粘って取り組んだり、質問しにきてくれることが多くて、嬉しい。 休み時間は休んでね。

5/17
「◯◯といえば◻︎◻︎先生」と言われるのはあまり好きではない。強み・特色のある先生にはなりたくない。 「この先生は◯◯ばっかりやってて◻︎◻︎は苦手だよね」って絶対に言われないよう、教員という仕事のあらゆる部分で手を抜きたくない。
スペシャリストではなくオールマイティーになりたい。 各分野のスペシャリストは周りにいるので、カービィのように吸収してブレンドして、最強になりたい。 全く真逆の助言されることが多いけど。

5/18
保護者の方向けの進路説明会があり、終了後保護者の方と話したが、自分の娘の消極性・内向性に不安を感じているみたい。 今年初めて同じ学年に配属されたとはいえ授業でしかかかわりがなかった生徒だったが、その生徒の変化・頑張りは私にも明らかに感じていた。
「ホントに◯◯さん頑張ってらっしゃると思いますよ、1年生の頃からホントに変わりました。自分で意識して色んな人と関わっていて、◯◯さんが思ってる以上にコミュニケーション能力もあって人あたりも良いのでどこの企業に行っても通用すると思いますよ」って伝えた。
意外と保護者の方が自信なくしているパターンが多いので、保護者を勇気づけるのも教員の大切な役割。それは子にも伝わる。

5/19
8時〜17時までガッツリ職員室で仕事し、同僚に誰とも会わなかったが、ちょうど帰ろうとしたときに昨年までの同僚で進路指導部などでとてもお世話になった一番尊敬していた方がいらっしゃった。 一緒にコンビニで1時間ぐらい話した。 昨年までの卓球部顧問で、いろいろ励ましてもらった。
自分がやってきたことは間違いじゃなかったんだなと自信が持てたし、「部活は技術指導・組織運営・生徒指導が1/3ずつで、2/3は誰でもできる」という言葉(同じく尊敬していた別の元同僚の言葉らしい)がとても印象に残った。

5/20
プリクラみたいなメイクしてるギャルが、i Padで明らかに授業と関係ない写真見てて近づいてみたら「これって食べられますか?」って聴かれて、見てみたらリュウグウノツカイを釣り上げる写真だった。 ちょうど小惑星リュウグウの話してた。 なんだちゃんと聴いてんじゃん笑。
「調べてみな。でもこの穴埋め終わってからね」 好奇心は大事にしていきたい。 ホントの意味で新しいことを学ぶことが嫌いな人っていないと思うので、あとはいかにその気にさせるかだよなあ。 でもあのメイクは担任指導してんのかな笑

5/21
去年まで副顧問していた吹奏楽部の元部長さんが学校に来てくれた。 まさに聖人君子で今まで出会って来た生徒で一番良い子で、1人の人間としてめちゃくちゃ尊敬してるし敵わないと思うことばかり。 就職先での近況とかも聴けて良かった。 卒業生が来てくれるのって、この仕事していて嬉しい瞬間だよなあ

5/22
自分の中のモヤモヤや不安を学年主任に話した。ここでもうまく言語化できない抽象的なものだが。 「話してくれて嬉しかった」と言われた、ホントに相談して良かった。 思いが強すぎて若手の先生からは敬遠されがちな面倒臭がれがちな先生だが、私の中では最高の学年主任でありお母さんだ。

5/23
授業で実験の考察に取り組ませてる時に、生徒からの赤裸々なブラックな質問に敢えて乗ってみた。そしたら考察もいつの間にか協力しながら進んでた。自然発生的に協働学習が始まり、考察に関しても私への質問が止まらない。ちゃんとやることやってます。
卓球部で練習がだらけがちな時間帯に、男子部員しかいない空間で下世話な悪ノリに敢えて乗ってみた。そしたら「先生が見てくれるって約束だから」と一番やんちゃな子が率先して練習を続けてくれた。
指導ばかりじゃ反発される。甘いと言われるかもしれないけど「この先生の言うことなら聴いてあげよう」と思わせるのが私のやり方。 こうした脱線や、気分が乗らない子をすぐに軌道修正させるのではなく辛抱強く待てるようになった。

5/24
非常勤講師が部活や学校行事(校外で行われるものまで)、LHRの学年レクに参加するのって、完全に越権行為じゃない? しまいにはトレーニング室で筋トレし出すし。 その金はどっから出てんの? 教員採用試験合格したのがバカらしくなってくるわ。 周りの先生も可愛いからって何でも許すなよ。

5/25
願うだけでなく、意志を持って行動に移そう。 「◯◯へ進学し◯◯を目指そう」など思いがあるのはすばらしい。 でも「◯◯を頑張りたい」という願望だけで、それに伴う具体的な行動と意志がなければ目標は達成できない。 手帳にやることを書き出し、思い立ったら自分の意志で動き出そう。
「無理」「できない」でフタをしてしまうのではなく、「やってみよう」と行動しよう。

5/26
午前中、卓球部を見た後、午後は去年まで副顧問をしていた吹奏楽部の定期演奏会へ。 準備の大変さを知っていたから、このステージを作り上げて本当にすごいなと思った。 ひねくれものばかりの卓球部を見た後だから、正直立派すぎて羨ましいなと思ってしまった。
でも卓球部も大会の時は良いところが全部出ていて。 吹奏楽部もきっとここまで来るのに数知れない葛藤や衝突、苦労があったんだと思う。 去年まで3年間見てたからよくわかるし、部長挨拶でもそういうことを言っていた。ちょっとウルッときた。
「一瞬の華やかさ」の裏にある長い長い苦労と努力こそ、尊い。

5/27
松井稼頭央監督について。 正直采配に疑問を感じることは多かった。 でも何があっても選手を責めることはなかった。 どんなに酷い負け方でも、何連敗しても、良いところを探して選手の頑張りを讃え、「また明日全力で頑張る」と言い続けてきた。 そう言い続けてきた中での突然の辞任。
強い人だと思っていたが、そんなことはなかった。 選手からもファンからも愛された前任の辻監督と比較され、現役時代のスーパースターブリから期待され、苦しかったと思う。 ここ数日話し合いを重ねていたみたいで、もうとっくに心は折れていたんだと思う。 でもそれを見せずに気丈に振る舞い続けた。
松井稼頭央監督のメンタルが心配です。 本当にお疲れ様でしたと言いたい。 たぶん、こういう形になってしまい、もう2度とライオンズのユニフォームを着ることはないのだと思うと寂しい。
チームとしても松井監督は勝負手だったと思うし、痛すぎる。 代わる人材は見当たらない。栗山巧監督まで誰で繋ぐか。
そしてナベQのサプライズ監督復帰。 松井監督に全てを背負わせる訳にはいかない、かといって他の人に火中の栗を拾わせる訳にもいかない、ということで今季良くても悪くても全ての責任を俺が引き受ける、というナベQの男気だろう。
学級崩壊で病休に追い込まれた担任の代打で、担任経験豊富な先生が復帰して、「1年を乗り切る」ことに徹する感じ。 どんな結果でも今年だけの緊急代打で、来年以降は違う監督に任せると思う。 GMとの兼任の難しさは石井一久が証明したし。
ナベQの言葉通り、今年に野球人生の全てを賭けていると思う。 たぶん、GMも今年で辞めると思う。 とにかく今年1年の全責任を負う、強い意志を感じた。

5/30
「ワークライフバランスを取っていて余裕のある先生ほど生徒にも余裕を持って接せれる」ってよく言うけど、あれは大嘘。 私の周りの先生は遅くまで残ってる、残業時間が長い先生ほど生徒にも慕われてて、尊敬できるところが多い。 逆にいつも定時で帰ってる先生は全然慕われてないし全然尊敬できない。
私は今年、これまで以上に全ての仕事に妥協せず臨んだ結果、月の残業時間が130時間を超えたが、おかげで教員人生で最も自分の指導に自信を持ち、うまくいっている。 妥協したら絶対にボロが出るし、うまくいかないし、自信を持てない。 私が今まで失敗してきたことは、すべて原因は「準備不足」。
不安を残しながら、なあなあな状況で生徒の前に立つことは絶対に出来ないし、メンタルが崩壊する原因となる。 だから心と体はトレードオフだと思うし、私は心を安定に保つためにこれからも体を酷使していく。

5/31
新学期が始まり、毎朝睡眠不足で長距離通勤するようになったため、コンビニでコーヒーを淹れるのが欠かせなくなった。 今日、遂に「ホットコーヒーのレギュラーお願いします」と言う前に紙コップを準備された。 個人的にはこれ、「うわ、覚えられた」と思ってしまって嫌なんですが、どうですか?
店員と客は常に他人というか、「初対面」の体で接して欲しい。 「いつもありがとうございます」って言われたらもう2度とその店に来れなくなります…。
この話を授業でしたら、ある生徒が「店員さんに覚えられるのは嬉しいか嫌か」談義をしに来た。その生徒は韓国にルーツがあり、韓国では店員さんと顔見知りになると「これサービスするよ」とか良くしてもらえる、って教えてもらった。異文化を知るのは面白いですね。
「先生の生活面白いです」…ありがとう笑。何かネタにできないか、と日々の生活にもアンテナ貼って生きてます。 ちなみにその生徒距離感バグってて突然パーソナルスペースに入ってきてビビるんですがこれもコリアンスタンダード?

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