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不安と希望。この支配からの卒業はできようか、いやできまい。

1、家業に戻りちょうど一年

昨年の今頃、家業を継ぐための修行期間を終え、家業の生コンンクリート製造業に戻ってきた。

有難いことに工場の運営はベテラン社員と中堅社員がほとんどで盤石といえる体制が整っている。

そこに入ってきた僕という後継者(新人)。現社長の分身ともいえる人間。
当然、社員との距離感がある。前職では先輩、上司に叱咤激励を受けながらも社内の人間関係は良好に仕事をしてきた。
ところが、この一年は通常なら叱られるであろうことも叱られない。(同じミスをしてしまうとか・・・)実際、自分がポカーンとしてしまった。「うわ、これは叱られてもしょうがないミスだな・・・」と思うことでも何も言われない。
が、これは実際に味わってみると楽ではない。(いや、グチグチ言われないんだからいいじゃねーかと思うと思うが)。ここで何が僕の精神に起こったかというと、本心は怒ってんだろうなという想像を勝手に働かせてしまい、凄い気まづくなる。(はっきりしないことが超ストレス)

1年経ち、僕はきづいたら仕事から切り離されていった。何の相談も無く、ある社員が僕の仕事をやりだしていた。「ああ、これは僕が切り替えないとダメだな」と思った。僕が業務に間に入らなくても(入らない方が)仕事は円滑に回るのが現実。明らかな不協和音に自分がついていけなかった。ほんとに毎日苦行である。(白髪はアホほど増えた。あまりにひどくこの間染めました。

4月でちょうど年度も替わる。1年経ち家業の状況、課題もちょっと(ほんとにわずか)分かった。ジタバタする段階ではないが、仕事のない状況からは脱したい(自己肯定感の無さが異常)。

2、待つ。待つ。しかし停滞期って怖い。

今はもう少し待つ期間なのかもしれない。人生好転の前兆というのがあるらしいが、僕も何点か当てはまった。

特に④の停滞期ピンチが訪れるに関しては、まさにドストライク体重も散々トレーニングしているのに停滞期だし・・・)。

3、苦行。この支配からの卒業はない。


社会人になり、後継者という立場でずっと働いているがぶっちゃけるとほんとに苦行of苦行。品行方正でなきゃいけないし。この支配から卒業することはない。「行儀良く真面目なんてできやしなかった」なんて言える日は来ない。いつも真面目じゃなきゃ。将来、社長になる人間としての振るまいをしなきゃ。(でも僕は人間てそんな立派じゃなきゃいかんかい?て思う。だっってさ自分のことを気にしているのは自分だけじゃん)。ほんとに苦しみはこのSNSや友人に吐き出し排泄していないと耐えられない。


いつもこの先は大丈夫か?と悩んでいる(もはやこれが仕事だと思っている。そして悩んでいることは周りからは分からないので、誰からも称賛されることもないが僕は悩み続ける)。

まあ、なんてことを書き連ねてはいるが、好転した状況もまた僕を待っている。僕も好転を待っている。あとは時がくれば好転する。今は好転という乗り物を待っていることにしておこう。ドラマにも「待ち」のシーンは必須
恋い焦がれた恋人を待つシーンがなければ、会ったときのシーンの感動を倍増させることはできない。昔のJRのCM(牧瀬里穂出演のやつ)なんて10割が待ちのシーンで構成されている。それぐらい待ちは大事。なんかちょっとずれた気がするけどまあええか

なんだかここ最近の天気も冬に巻き戻されたかのような停滞感。これも良い春の訪れに好転する前兆でありますように。待とう待とう。


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