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きもの文化検定勉強

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「きもの文化検定」の勉強記録です。
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2021年10月の記事一覧

きもの文化検定勉強vol. 22(その他の箔)

きもの文化検定勉強vol. 22(その他の箔)

☆今日のポイント昨日摺箔について扱い、興味が湧いたのでその他の箔押し技法についてもまとめてみました。

切箔は和紙に金箔を貼り、裁断したものです。
揉み箔は伸ばした箔を揉み込みシワやひび割れを出したものです。
引箔は金銀糸を緯糸に織り込んだものです。

箔一つとってみてもいろいろな表現があるんですね。

参考:
http://www.so-bien.com/kimono/素材/切箔.html
ht

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きもの文化検定勉強vol. 21(摺箔)

きもの文化検定勉強vol. 21(摺箔)

大学の課題が多く、先週土曜から火曜まで全く勉強できませんでした💦
ドイツ語を読まなければいけないんですが、難しいです...

☆今日覚えたポイント過去問を解いてみた所、わからなかった問題に、摺箔についてのものがありました。型紙の江戸時代以前の使われ方は?という問題です。

答えは摺箔。摺箔の技法についてよく分かっていなかったので調べてみました。

日本大百科全書(ニッポニカ)によると摺箔とは以下

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きもの文化検定勉強vol. 20(重要無形文化財)

☆今日覚えたポイント先日上げた伝統的工芸品と近い概念が重要無形文化財です。伝統的工芸品は経済産業省の管轄であるのに対し重要無形文化財は文化庁の管轄になります。

重要無形文化財にはおおまかに分けて各個認定と保護団体認定の2種類があります。各個認定はいわゆる人間国宝のことで、保護団体認定は工芸技術を継承する団体に贈られるものです。

保護団体認定の認定の方式は

芸能または工芸技術の性格上個人的特色

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きもの文化検定勉強vol. 19(伝統的工芸品)

きもの文化検定勉強vol. 19(伝統的工芸品)

11/7のきもの文化検定まであと32日です。暗記はあまり得意ではないのですが、直近の過去問5年分ぐらいは完璧にしたいものです。

☆今日覚えたポイント着物文化検定でしばしば登場する概念が「伝統的工芸品」があります。伝統的工芸品は経済産業大臣が指定した工芸品で、以下のような要件によって指定されます。

主として日常生活の用に供されるもの
その製造過程の主要部分が手工業的
伝統的な技術又は技法により製

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きもの文化検定勉強vol. 18(締機)

きもの文化検定勉強vol. 18(締機)

きもの文化検定勉強vol. 18(締機)

☆今日覚えたポイント大島紬は奄美大島で作られる先染め織物の一つですが、その製造工程の特徴の一つが締機(しめばた)の使用です。

締機は絣を作る専用の機で、締機を用い、緯糸に絣糸を用いて織りすすめることで、絣筵(かすりむしろ)をつくりあげます。これを染めると、縦糸と緯糸が交差した部分が染残り、絣糸ができるのです。

さて、締機を用いる染織品の代表的なものは

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きもの文化検定勉強vol. 17(首里織)

きもの文化検定勉強vol. 17(首里織)

きもの文化検定勉強vol. 17(首里織)

☆今日覚えたポイント首里織は首里で作られた織物の総称です。首里絣、首里道屯織、首里花織、首里ミンサー、首里花倉など様々なものがあります。経済産業大臣指定の伝統的工芸品の一つです。

首里絣には基本の3つの文様配置があります。
それが、綾の中(アヤヌナーカー)、手縞(ティジマ)、諸取切(ムルドゥッチリ)

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