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あなたとわたし、感覚の溝は敢えて溝のまま 左脳夫と右脳嫁

性格も好みも180度異なる夫と私。2021/5/18に結婚6周年を迎えます。
6年たっても仲良しで喧嘩もなく過ごしています。世の中的には結婚生活が長くなると愛情が薄れ、分かり合えなさに葛藤したりするのでしょうが、我が家ではなぜかそういう事が起こりません。
左脳夫と右脳嫁がどんな風にうまいことやってきたのか、6周年に向けて書きためていこうと思います。

青い空をみて思うこと、それぞれ

私たち二人の間で「共感」という概念は少し薄い気がします。
例えば同じ景色を見ても感想が異なります。

青い空を見て
右脳嫁:ブルーが綺麗だねー!
左脳夫:レイリー散乱だね。
と反応が違ったり。(これは多少夫のボケも入ってますが)

このCMを見て
右脳嫁:感動して涙(うるうる)
左脳夫:え、親父が勝手にエアコン付けるCMに感動するの?
と全く分かり合えなかったり。

右脳:共感強め、左脳:事実把握強め、がもろに出ています。笑

共感し合えないことは悪ではない

共感ベースで話を聞く私にとって、夫の態度は「どうして共感してくれないんだろう」と理解ができないものでした。ですが、結婚の決め手となった「この人、一生理解できない気がする!おもしろい!」という気持ちが支え続けてくれました。

スライド1

図にするとこうです。
右脳嫁と左脳夫の現状は左図。各々の感覚(視野・視座・価値観・感性)が異なっている状態です。
分かり合いたい・分かってもらいたい、というニーズから、右図のように重なり合う事を求めてしまいがちですがこれをやろうとするとお互いに大変です。じゃあ結局二人は対立構造のままなのか?というと、そうではありません。

スライド2

溝は溝として残しておいていいのだと思います。
その上で、「相手が見ているものに共感はできない。が、そいういう感覚があることを理解する」というスタンスをとることで世界が広がっていきます。

さきほどまでの対立構造から、自分のゾーンを広げて拡張世界を作ることができるのです。例えるならば外付けハードディスクみたいな。

夫婦間の心理的安全性

家族の中で思っていることを安心して口にできる場はありますか。
対立構造のスタンスから、拡張世界(外付けハードディスク)のスタンスへ。ちょっと意識を変えるだけで、心理的安全が担保されると思います。

自分と異なる感覚を持った人がそばにいるということは、自分1人では想像しきれない範囲をカバーしてくれる存在がいるということです。つまり、分かり合えない相手ではなく、補い合える相手だということ。1人力ではなく、2人力になれるということ。

夫婦のおもしろさって、違いを活かしあうこと・楽しみ合うことに在るんだなと思ったのでした。