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心がざわざわした3つのこと


最近とても穏やかな、そして満足の毎日を送っていた。
それは、元々決めていた断捨離がスムーズに行っているから。
 ただ、これは片付けといった方がいいかもしれない。
やってみると案外それほど捨てるものはなかったので。
これも今までの断捨離が効果があったのだと思う。
 またもう一度大きな転機があったら、一気に減ると思うが。(多分、もう一回あるような気がしている)

 そして、元々やりたかったことが順調にできていることが、とても精神的に大きな満足感をくれている。

 本気でやりたいと思ったことが、サクサクと進んでいたら、誰だって幸せだ。
ただ、この本気でやりたいと思ったことをやるのには、その前の準備が必要だったことは間違いない。

「好きなことやればいいんだよ」

と人は言うが、そんなに簡単ではないことも体験ずみだ。

時間を確保し、そのことに没頭できる環境を作る。

自分の中にある不安との戦いに勝つ必要もあった。これは時期が来たら嘘のように不安は消えたけど。

 もちろんそんなのぶっ飛ばしてやる人もいるのだろうし、それは素晴らしいと思う。
 しかし、社会人として、仕事人として「立つ鳥跡を濁さず」で行きたい、と思ってしまう私のようなタイプには、準備期間は必要だった。
その間も、ずっと自分のやりたいことは温めてきた。

 そうしてようやく時間の確保、不安の克服ができて、スタートしたのだからスムーズにいくに決まっている。
12連勤と、朝9時から22時までのレッスンをしていた時と、どんなに毎日の景色が、気分が違うか、に改めて驚いている。

 そんな満足の日々だったのに、昨日は久しぶりに「ざわざわ」した。
どちらも突き詰めていけば、「人間」が原因だ。

 自分がどうしても納得できない、自分が嫌だと思う人が原因だ。
それでも、自分がそこまで嫌だと思っていると、気づいていなかったケースもあった。しかし、改めてそれを見せつけられ、心がざわざわした。
しばらく平穏だった心が、久しぶりに波立った。

 最初は少しあわてたけど、「やっぱり嫌だったんだな。じゃあ、無理する必要はない」と、決断して、そっと離れた。
 私から連絡をすることはないし、連絡がきてもうまくかわしていく。その決心と自信ができた。

ストレスの大半は、人間関係だと聞くが、私はこうして自分のストレスを減らしている。
そのために、私が大好きな人たちを大事にし、何より自分自身が自立していることが、必要なのだと改めて思った。

 私が嫌な人たちからさっと離れられるのは、自分が離れても困らない自分だからだろう。
嫌な人でも、何かしらお世話になりすぎていたり、何かしら恩恵を受けていたり、他の人間関係がないから、その人しかいない、と言う状態だったら、離れることができない。


つまり、自由でいるためには自立が必要だと言うことだ。

中学生の頃に、父から言われた言葉がずっと心の中にある。
母から何かのことでひどく怒られたが、反抗期真っ盛りで大げんかとなった。
その仲裁にきた父は、事情を聞いてこういった。

「お前が言っていることが正しいのかもしれない。親が間違っていることもあるだろう。だけど、親は親でお前のことを思って言っている。少なくとも子供のことを思って言っているのだから、まだ親の保護の元にある間は、もし違う、と思っても黙って聞いておけ。親から何も言われたくない、と思うなら、1日も早く自立して家を出ていけ」
と、とても静かに言ったのだ。

そしてこの言葉は私の深いところに刺さり、納得し、「わかった」と言って、母に反発するのをやめた。

それ以降、母に大きく反発することはなくなった。
つい先日亡くなった父が、残してくれた私が忘れられない一言のうちの一つだ。

自由でいるためには、自立しろ。


そう言われている気がして、大学入学後も1日も早く自立することを夢としていた。
それが今も役立っているのだと思う。

自由でいるための、自立。
自由が大好きな私にとっては、いつまでも大切にしていたい言葉だ。


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