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決めれば、そうなる


旅から戻り、日常生活に戻っているはず、なのだが、なんとなくやる気が出ない。
やる気と言うより、日常生活に戻りたくない、という反発心なのかもしれない。

旅行中は天気にも恵まれたので毎日外出していて、あっという間に1日が過ぎていっていた。
旅が終わった日常生活では、毎日外出するほどの珍しい場所はないから、時間は旅行中よりずっとある。
それなのに、なんだかだらだらっとしてしまっているのは、なぜなんだろうか。

一つは「ロス」。
半袖で過ごせる気候、ゆったりと流れる時間、濃い緑の木々、むせるような夏の草木の匂い、背の高いサトウキビ畑のサトウキビの中を走る一本道を、電動自転車で
かっ飛ばしていく快感、断崖絶壁だらけの景色。
それら全てが日常生活にはないから、「ロス」らしい。

もう一つは、「待っている」らしい。

今、旅行記を書いてnoteにアップしている。まずはこれを書き終えないと、次に進めない気がしている。
小説の公募にはもう少し時間はあるが、早めに取り掛かるのに越したことはない。
しかし、毎日電子書籍で小説は読み続けているものの、旅行記以外は何も書いていない。でも、なんとなく「待っている」気がする。

決して、言い訳でもなく、怠けているわけでもなく、書き始める時を待っているようなのだ。やがて、そのタイミングが来るんだという予感もある。

こんなことを書くと、「プロでもないのに偉そうに」と思われるかもしれないが、
仕事を辞めて2ヶ月。
たった2ヶ月なのに、その頃の自分をどんどん忘れて、「書く人の自分」になっているのを感じている。

「決めれば叶う」という言葉があるが、まだ全然叶っていないけど、「決めればそうなる」のではないだろうか。
「形から入る」と言う言い方が相応しいのかもしれない。
いや、もしかしたら自己暗示にかけているだけなのかもしれない。

だって何も書いていなくても、24時間書くことを考えている自分がいて、夢の中でも書いていたりして、ふと「これは書き留めておかねば」と思って、枕元に置いているiPadのメモに、目も開かないほど寝ぼけながら、音声入力をしていたりする。

あほやなーと思うが、どっぷりこの世界にハマれて、それはそれは幸せなのだ。

かつてはマナー講師などもやっていたので、世の中の常識にはかなり明るかったと思うし、ついていっていたと思うのだが、今は全く真逆の立ち位置にいて、世の中とどんどん離れていっている気がしているが、これがまた気持ちがいい。

なんだかんだと自分が怠けている様を、偉そうに書いたが、結局「今、最高に幸せですわ」ということを書きたかったようです。

タイトルだけかっこよく書いたけど、中身は結局のろけてしまったようで、きっと期待はずれでしたよね。
どうも、すみませんでした。

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通りすがりのnoter Hiromi
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