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無理しない

おそらくほとんどの人が無理をしている。

それは真面目だから。


これは日本人の気質なのか、人間の気質なのかは分からないが、基本的に頑張らなきゃと思っている。

頑張ることがいいことだと思っている。


私も、かつてはそうだった。


無理して頑張るからこそ、成長があると思っていたし、人よりも優秀になれると思っていた。


人よりも優秀になったのか、は別として(笑)無理して頑張っていると、安心感を感じられた。


私の周りには私と同じく、個人事業主や起業家の方が多い。

その人たちも、今まではずっと無理して頑張って、だからこそその道の専門家となり、その道でずっと仕事をしてこれたのだと思っていたようだ。


確かに専門家になるには、ある一定の期間が必要だ。

ただ、無理してやる必要はなく、好きな道ならば好きで毎日毎日勉強したり、仕事をしているはずだ。


コロナ以前の私は、忙しい時期には朝9時から夜10時まで、休憩時間はトータルで30分程度しか取らず、授業をしていた。

明らかにオーバーワークで、体も悲鳴を上げていた。

12連勤も当たり前。
頭は一人一人個性の違う生徒さんたちの面接のために、フル稼働。

体を回復させるために、カイロプラクテイックに通ったり、食べ物に気をつけたりしたが、慢性的に疲れていたのだと思う。


コロナで強制ストップさせられたことは、今考えれば十分な休養を取れるチャンスだと思えたはずなのに、「暇に慣れていない自分」がいた。


そして暇になったのは、自分のせいだと勘違いをした。

その後元気を取り戻すために、

好きなところへ旅に行き、

自分の癒しの場所に引っ越し、

人間関係とモノの断捨離をし、

部屋を整理整頓し、

ウオーキングをし、

好きなことばかりをやっていたが、時々「こんなことばかりして、何の役に立つんだろう」と罪悪感を持ったことも、何度もある。

その時期を経て元気を取り戻したいま、「頑張りすぎていたな」「無理をしていたな」と思えるようになった。


怖いなと思うのは、「自分が頑張りすぎていることに気づかない」

「自分が無理をしていることに気づかない」ことだ。


例えるなら、高度1500メートルのところに生まれ育った人は、そこから降りて行って高度100メートルほどのところに行って始めて、自分はすごく高地に住んでいたんだと言うことに気づく。


もっと簡単な例で言うと、すごくすごく寒い中電車が遅れてくるのを待っていた時、ようやく到着した電車に乗り込んで、買っていた暖かいドリンクを飲んだ時、初めて

「すごく寒かったんだ、あったかいって本当にありがたい」

と思ったことがある。
(例えがあまりうまくないけど)

当たり前になっていることに、人はなかなか気づかない。

その後環境が変わって初めて、今までが普通じゃなかったんだ、と気づく。


2020年から2021年の私がそうだったので、よくわかる。


そんなことに気づいたので、

2022年のモットーは「頑張らない、無理しない、我慢しない」とした。

自分の目につくように、プロフィール欄にも書いた。


頑張らず、無理もせず、我慢もしない、なんて、
なんてわがままで、怠け者なんだと昔だったら思ったけど、結局仕事は無理してないが手は抜かないし、(自分の満足のためでもある)頑張らないからこそ、「嫌だな」と思った仕事はしないし、そんな人からサッと離れても、ありがたいことに仕事はあるし、作り出せる元気も出てきた。


これらは全て自分を守るため。

自分が元気でなければ、良い仕事もできないし、私が関わる人たちに

良いものを提供できないから。

先日、こんな心境の私にさらに深く納得させてくれる本を読んだ。


あるユーチューバーの方がお薦めしている本だったが、ピンときてすぐに取り寄せて読んだ。


・人間関係が多い仕事の方

・人間関係で悩んでいる方

・また自己犠牲で疲弊している方には、バイブル的な本だと思っている。

この本については、まとめたいな、と思っているくらいだ。

良かったら、読んでみてほしい。

無理しなくて大丈夫。

頑張らなくて大丈夫。

好きなことなら、頑張らなくても、ほっといても毎日やるから。


















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