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生活の知恵編・資本主義VS消費者


すごく大きなタイトルをつけてみたが、なんのことはない「不要になった洋服を売りに行った」というだけのお話しだ。
ただ、そこから色々とわかったことがあったので、書いてみようと思う。

洋服を三着売りに行った。
一つは、ファストファッションのパンツ。
一つはワンピース。
もう一つはロングカーデイガン。

合計で2300円になった。
実は当初は、2,200円だったのだが、「これ、少し値上げできませんか」と、ダメもとで聞いてみたら、100円あげてくれた。
今は、交渉すれば少しくらいならあげてくれるようだ。
これからのシーズンに必要な服を持って行ったことが、値上げにつながったのかもしれない。タイミングは大事だ。

洋服を売りに行ったのは、今回が初めてではない。
中には、売値が安すぎて「これは売りません」と言って持ち帰ったものもある。
持ち帰ったものは、その後着ていたりする。
(なんとなく悔しいから笑)

今回、思った以上に値段がついたので、その理由を考えてみた。

ファストファッションは、結局高くは売れない。
元々安いのだからある意味仕方がない、と誰もが思うだろう。
ところが、この説を裏切る一つの事実があるのは、私しか知らないので、お伝えしよう。

実は、ロングカーデイガンが一番高く売れて、1,200円だった。
これは、1、2年前に購入した、若い人なら多くの人が知っている、まあまあの価格がするブランドのものだ。
そしてワンピースも同じブランドで、こちらも1000円がついた。
最初は900円と言っていたが、これを1000円にあげてもらえた。
駅近くのファッションビル内に入っているブランドの服は、まあまあ高く売れるということを以前から知っていたが、やはり、と思った。

新しさ
ブランド

この二つが、洋服が高く売れるポイントだ。

しかし、実はこのロングカーデイガンが、実はこの3つの中で一番安く買ったものだった。
値段は、5,000円。
このロングカーデイガンは、「セール」で50%か、70%オフで購入していたからだ。
5,000円のものが、2年落ちくらいで、1,200円になったのだ。

ワンピースは正規価格で買っていて、15,000円ほどだったと思うが、3年前のもので1,000円だった。
この価格差は、購入した私しか知らない。
古着屋の人は、この正規価格を調べて値段を決めているはずなので、この「価格差」が出てくる。

資本主義VS消費者という立場で言うと、「安く買って高く売る」ということが消費者でもできるようになった、と実感したのだ。

ファストファッションのパンツの方が、実はこのカーデイガンよりも3,000円ほど高かったのに(正規の価格のため)売値は、このカーデイガンの10分の1の100円だった。

ここで「ブランド力」をまざまざと見せつけられた。
ブランドはバカにできない、と学ぶ。

「洋服に飽きたり、着終わったら捨てる」時代は終わり、「売る時代」になった。
メルカリでは面倒なので、私は服は「古着屋で売る」ことにしている。
買い取ってもらった方が楽だからだ。

ミニマリストの人たちも、モノを買う時には「出口を考える」と言っている。
確かに売ることでスペースが空くだけではなく、お金も入ってくるので、
服を買う時も、「出口を考えて買う」のが正解なのだと思った。

だから今後服を買う時には、「ある程度のブランドショップのセールを狙う」が正解だと結論づけた。
ファストファッションもたまにはいいが、おそらく最後の出口は「捨てる」ことになる。
それは、もったいないので今後はファストファッションを減らすだろう。

さらに今回の売上金2,300円は、「洋服資金」として、貯金しておくことにした。
いらなくなった洋服を売って得たお金を、必要な洋服に回すことで、実質洋服代は0円になるような気がしたからだ。

資本主義に搾取されるだけでなく、消費者として賢く資本主義を活用することができたら、もっと楽しく、自由に生きられるのではないか、と思った出来事だった。

たった2,300円のことで、大げさな、と思った方は、申し訳ない。
でも、「一事が万事」という言葉もある。

あなたが洋服を買うときの参考になれば、嬉しい。


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